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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第8章 バレンタインナイト……*

「んんっ、でも…、私だけじゃ…
ヤダ…よっ、透真も…、一緒がいいよ。
ねぇ、ぁあん、透真…も、…イって?
私と、んっ、んっ、あぁん、一緒に…、
イこ?…お願いっ、…んぁあぁんッ」

「一緒…に、俺にイって欲しいの?
っ、…ハァ、一緒にって言うかさ、
正確に…は、ののかがイク時に
合せろって事…でしょ?ののか」

腕を透真の肩に回して
自分の方へ引き寄せると
自分から彼の唇を求めてキスをした

そのまま 彼の唇に舌を
割り入れるとこちらから
求めて差し入れた舌を
彼の舌に受け入れられて絡め取られる

ズチュン ズパンッ…と
奥を強く突き上げられてしまって

漏れ出そうになった声も
くぐもった声が僅かに漏れ出るのみで

「ふぅ、んんぐっ、…んんーーん」

彼の律動が更に加速して行くのに
合わせて それまでとは比べ物にならい
絶頂の連続が襲い掛かって来て

ズパン ズパン…パンッ…

イッてる…のに また イッ…ちゃう

イッちゃってる…のに また

「あぁあ、んんぅ、ああぁあああんンぁ」

「…ののか、俺も…っ
ぅ…ハァ、ハァ、もう…、
…イき…そう、だ…けど…ッ」

そう苦し気にそれでいて
切なそうに透真が言って来て
その言葉にギュウウっと
子宮が反応して収縮するのを感じる

欲しい…よ…ッ 

このまま 透真と一緒に

「あぁんっ、透真ぁ…、あぁん
一緒にっ…、いっ、しょ…ぁあん
あ、はぁ、ンっ、ん…ンぁああぁん」

心も体も溶けてひとつになって

一緒になりたい…って

そう…思ってる…ッ

透真が…好き…って
気持ちがいっぱいになって
溢れて零れて行くみたい

「あぁあんっ、好きッなのッ
透真ぁんんっ、あぁあぁああ゛んんっ」

透真の熱で満たされて
快感の絶頂を迎えて
その強烈すぎる快感に
一瞬 恐怖すら覚えてしまいながらも


真っ白の世界に放り出される


何だろう…これ…?

真っ白でふわふわしてる

気持ちいい…や

暖かくて 心地いい


「…ののか、大丈夫?」

ぼんやりとした世界から
現実に引き戻されてしまって

目の前にあった 透真の目と
視線がぶつかってしまった

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