この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第10章 3月11日の話
お手洗いから帰って来て
リビングダイニングに戻ると

透真が綺麗に
ダイニングテーブルに朝食を
並べてくれていて

「透真、ありがとう。お水も
汲んでくれたの?」

「勿論、ポッカレモンは多めでね?」

そう褒めてと言いたげに
ののかに言って来るので

「流石、透真。
もう、分かっていらっしゃる。
ミント水…、ペットボトルに入れて
持って行こうかな?冷蔵庫に
入れたままにしてたら、持たないし」

「ののかの、ミント水ブームも
いつまで続くのやらだけど?」

サラダボールのサラダを
自分の分をボールに取り分けて
好みのドレッシングを掛けていると
向かいの椅子に座っていた透真が
こっちのグラスを見ながら
呆れた様子で声を掛けて来る

「前はさ、炭酸水だっただじゃん?
その後はレモン水で、今はミント水だろ?」

「でも、どれもレモン入ってるよ?」

「ののかは、レモン好きだよな」

朝食を済ませて片付けを終わらせると
戸締りをして 荷物を車に積み込んだ

ののかは車の助手席に乗り込んで
シートベルトを締めた

「でも、透真、今日は朝から
気温も高めだし、春めいてるよね。
まぁ、花粉も…飛んでそうだけど。
コロナのお陰で、マスク徹底してるから
この数年は、花粉症マシなんだけどさぁ」

「ああ、そう言えば、花粉花粉と
言ってなかったな。俺は、何ともないから
その花粉症の人の気持ちは
言われても、分かんないんだよなぁ」

ハンドルを握りながら透真が
そう答えて来て

「ねぇ、まだこんな時間だけど、
今日の、目的地は遠いの??」

「まぁ、またどこかに寄り道しても
いいしさ、いちご狩りのある場所は
小さい牧場の様になってるから。
いちご狩りの時間まで、
そっちでのんびりしてもいいかな~って
俺も思ってるには、思ってるんだけどね…」

小さい牧場…

と聞いてののかが脳内で
そのイメージを思い浮かべてみる

観光牧場みたいな??

ヤギや羊が 木製の柵の中に
多分小規模にいる感じなんだろうな

「確か、乗馬体験とかも出来るよ?
あ~、アルパカとか、ラクダも居たかも?」

ん?小さいって言わなかった?

透真の話と自分の脳内のイメージが
微妙に食い違ってる気がする

/220ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ