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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第10章 3月11日の話
海沿いと言っても漁港だから
外には漁船が停泊してるのだが

ウッドデッキも併設されていて
そこで購入した商品を
ウッドデッキで潮風を
感じながら食べる事も出来る様だ

「天気が良いからさ、個室じゃないけど
外のテーブルでも、良いでしょ?
中にも、フードコートはあるけどさ。
ののかは、室内より、外の方が、
安心できるんじゃないの?」

「うん、まぁ、オーシャンビューと
言えば、オーシャンビューだもんね」

「漁港だが、海と言えば海だな」

それぞれに自分が食べたい物を選んで
そのウッドデッキのテラス席に
それを運んでくると

ののかが自分のバックから 
アルコールの消毒液と
アルコールのウエットティッシュを
取り出して テーブルとイスを消毒する

マスクを食事はどうしても外すからと
外食には いつも気を遣ってるからな
何だかんだ言いながら風上の席だしな

お昼のピークは過ぎてるから
ウッドデッキには人影はまばらで

もう一か所の方のパラソルの付いた
屋外のテーブル席の方は
今日の日差しを気にしてか人が居る様だった

「ここの外のテーブルって、
夏はバーベキュー出来るのかな?
だって、コンロ設置できるテーブルだし」

「それはいいんだけどさ。
ののかはさ、アジ…と言うか
青魚の刺身、苦手じゃなかった?」

ののかが注文して運んで来たのが
刺身定食なのは見て分るのだが
どう見てもアジがメインに見える

「うん、そうなんだけどもね。
一押しのお刺身定食頼んだら
メインが丸々アジだったんだよね。
あ、でも他の魚も乗ってるから」

内容を見て頼める訳じゃないから
苦手な青魚の刺身が入ってたのか

「魚は好きなんだけど、青魚は
全般的に苦手なんだよねぇ~。
鰯、アジ、サバ…生が一番ダメ。
鰯は焼いてもダメだけど、油の匂いがねぇ。
焼いたサバは好きだけど、味噌煮とかなら。
透真は?何にしたの?」

「ああ。俺?俺は3色シラス丼だが」

「3色?生と釜揚げと…?」

「シラスのかき揚げで、3色丼。
美味しそうじゃない?シラス丼」

「でも、生のシラスは貴重だよね。
足のはやい食材だから、
生ではシラスは流通しないし。
最近は冷凍の技術の向上で、
生のシラスも現地でなくても
食べられるようにはなって来てるけどね」

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