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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第10章 3月11日の話
「今ぐらいの時間がさ、丁度
一番、一日の中で気温も高い時間でしょ?
だから、午後の方がいいと思ったんだけど、
夏場だけの、営業とかじゃなくて、
通年で営業してる場所がどこかに
無いかなって調べてて、偶然
良い場所が見つかって良かったんだけどね」

「えっと、あの、透真?
ちょっと話が…掴み切れないんだけど」

そう言って その漁港から15分
足らずで何もない駐車場の様な場所に着いたが

マリンショップなのか
ウエットスーツが大量に並んでいて

「沖縄…まで行かなくてもさ。
地元で気分だけでも
海…を、満喫できたらなと思ってさ。
あ、ダイビングじゃないから安心して?
流石にこの季節にさ、
それも食後すぐに潜ろう!
とかは俺も、言わないから。
それに俺は水着をののかに
持って来てって言って無いでしょ?」

「あ、そっか、えっとじゃあ…」

「服を着たままでも、
海で遊べるやつがあるでしょ?」

服着たままで 海で遊ぶ??

マリンショップのコンテナハウスの
ドアを透真が開いて
どうぞとののかを促して来る

コンテナの中はマリンショップらしい
海と夏を思わせる内装だった

海はまだオフシーズンだから
ショップの店員さんも退屈そうだし

「すいません、予約していた雨宮ですが」

『雨宮様ですね、お待ちしておりました。
どうぞ、中、お入り下さい。
今、お飲み物を用意しますから』

そう言って小さな紙のメニューを
こちらに提示して来て
数種類ある中からゆず茶を頼んだ

座る様に促された
応接セットのソファーに座ると
テーブルの中央にはファイルが置いてあって

『そちらのファイルに…注意事項
の方、ありますので、ご確認頂いて。
誓約書の方にサインをお願いします』

店の奥から出て来た別の店員が
そう書類の説明をして来て

『シーカヤックの方、
とても安定性のある、
安全な設計になってますので。
誓約書の様な事故にはまずなりませんから、
その辺りはご安心して頂いて結構ですので。
ご予約のクリアカヤックの方、一人乗りと
二人乗りが御座いますが…』

「二人乗りでお願いしたいのですが」

どうやら透真はシーカヤックを
予約してくれてたのは分ったんだけど…
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