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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第10章 3月11日の話

『ああ、そうなんですか。
いいですねぇ。羨ましいです。
また、お子さんが生まれたら、
ファミリー向けのプランもうちには
御座いますので。ご利用下さい。
うちのアクティビティ、2歳からなので』

「ねぇ、透真~」

少し前を進んでいる
インストラクターの人に聞こえない様に
自分の身体をののかが引いて来て
透真の方に声を掛けて来て

「どうかしたの?ののか」

「ねぇ、ありがとうね?透真。
クリアカヤック…前から
ちょっと憧れてたから。
下に見えてるのが熱帯魚なら、
もっとロマンチックなんだけど。
アジやら、鯛だしねぇ
…いや、悪くないけど」

自分の足の下を魚が泳いでるのも
澄んだ透明度の高い海は
底までハッキリと見えていて

「まぁ、その内…沖縄に
旅行に行ってもいいかもね?
手軽に、それっぽい気分が
味わえるかと思ってさ」

「透真」

「ん?何?」

「ちょっとだけ、身体…
前に屈んでくれる?」

「これでいい…?」

そうののかが透真に促して来て
自分の上半身を前に倒すと
チュッと頬に
ののかの方からキスをして来て

「うん、ありがと。届いたから…
もういいよ、戻ってくれて…もッ…んっ」

しっかりと 唇にキスをされてしまって

「これ位は、お礼だったらさ。
俺としては欲しいかな~?」

唇を離すと透真が
ニヤニヤしながらそう言って来て

「も~、そんなんばっかりだよ、今日」

「俺としてはさ、もっと
欲張りたいけど、今は我慢だな」

え?我慢してたっけ?この人…

「ねぇ、ののか。夜まで、…今日は
待てる自信が…ないんだけど?」

そう耳元で後ろから
透真が囁いて来て

「っ、…透真ッ…い、今は
そんな事、言われてもね?」

「うん、今はクリアカヤックで
海の上だしさ、どうにもならないのは。
…それは、俺だって分かってるよ?
すぐ、近くにあの人だって居るしさ」

「と、透真は、ちょっと…我慢が。
そのっ、色々と。今日は特に、
出来なさすぎじゃない…かな?」

すぐに透真からの返事がなくて
気を悪くさせちゃったのかなと
思いつつもでも 真実しか言ってないと
そうののかが考えていると

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