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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第10章 3月11日の話

「それは、ののかがイチイチさ
俺の事をさ、煽るからだってば。
誰の所為で、俺がずっと
我慢していると思ってるの?」

「んー?聞こえないかな?
んー?聞こえないなぁ~。
誰の所為かなぁ~?」

「まぁいいけどさ。
ののかがそのつもりなんだったら。
俺には俺で考えがあるから。
後で覚悟して置いてよね?
ののか、容赦しないからな?」

そう少々いつもよりも
どすが効いた様な低い声で言われて

「えっ、ちょ…っと、
と、透真さん?
私が、当初伺っていた
お話と食い違ってませんか?
今夜は透真さんが、私に
色々と尽くして下さるって、
お話じゃありませんでしたか?」

「そんな事を言ったっけ?」

「言った、言いましたからっ。
貴方がっ、昨日私に言いました!」

後ろから項の辺りに
顔を埋めて来て彼の舌が
ののかの項をくすぐって来る

思わず声が漏れそうになって
それをぐっと押し殺すと

「ののか…、声…そのまま我慢して?」

そう甘い声で耳元で囁いて来るから
無理無理だと思って首を左右に振った

「無理ぃ…、出ちゃう…多分。
今は…ッ、ダメ、透真…えっちすぎッ」

「それは、ののかの誤解だってば。
俺がえっちなんじゃない。男と言う
生き物がもれなくえっちなだけだってば」

それにしても いちごの時と言い
透真のスイッチ入る閾値が
今日はとても狭い気がするのは
私の勘違いでも何でもないはず

「いや、それ、自信満々に
言う時点で、ダメだと思うからね?」

「それにさぁ。旦那さんの
それを受け入れるのが
奥さんのののかの務めじゃないの?」

じとっとした視線を
ののかが透真に向けて来て

「透真は、旺盛過ぎるんだよっ!」

と大きな声が出てしまって
ののかが自分の口を
慌てて塞いで すいませんと謝った

『あー、でも。沢山、食べる男性は
モテるらしいですよね?』

確かに透真は食事も沢山…食べるけど…

「えっ、それ、マ?
そっか、だったら…さ。
我慢せずにもっと食べたいって
言ってもワンチャン許される感じ?」

大いなる勘違いをしながら
透真が食欲と性欲を
混同してる様な返事を返して

『でも、逆に沢山食べる女性も
モテるらしいですね。美味しそうに
食べる女性も、モテるらしいですよ?』

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