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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第10章 3月11日の話
「え?でも、やっぱり一緒に
ご飯とか食べてて、ちょっとしか
ご飯食べない女の子の方がその、
可愛らしいと言うか…」

そうインストラクターの人の話に
不安そうにしながらののかが言うと

「美味しそうに食べる女の子はさ、
健康だって事だし、魅力的だけど?」

『ああ、分かりますそれ。
美味しそうに食べる女の子って
食べてるの見てると、こっちも
幸せな気分になりますもんねぇ~』

「俺も食べるけどさ。ののかが
美味しそうに食べてるのを見てるとさ。
こっちも嬉しい気分になるしね」

とりあえず 恥ずかしくなってしまって

萎縮しながら残りの時間を過ごして

海の散歩から戻って 陸地へと上がると


透真が時刻を確認して

もう時間的には15時過ぎてるから

ホテルにはチェックインできる時間だけど

「ののか、チェックインの前ににさ、
もう一か所…寄りたいんだけどいい?」

「え?あ、うん。分かった」

そう言って その寄りたいと言っていた

場所に向かう車の中で

つい ちらちらと彼の横顔を見て居ると

「どうしたの?ののか。
俺がいつもよりイケメン過ぎて、
見惚れちゃってたりする感じとか?」

「ち、違う…し、そんなんじゃない…けど」

「…したく…なった…とかか?」

ドキッと思わずその言葉に
胸が跳ねてしまった

今日はその一日 
嬉しかった事ばっかりだったし?

そうしたいなぁって気持ちが
自分の中で膨らんでいるのは確かだった

「そっ、それはっ…。
透真の所為でしょ?透真がッ…」

「俺の所為って、ののかが言うんだったら
その、責任はののかの旦那さんとして
俺が、きっちりと取る義務があるよね?ね?」

「やっ、あの…、
そうじゃなくて…、そのっ」

透真が左手を
ののかの膝の上に乗せて来て

「俺は、さっきも言ったけどさ。
夜まで待てないって言ったよね?
ののかはまだ、その気じゃないなら
そうなって、貰うしかなくない?」

そのまま透真の左手が
ののかの右の膝から
太ももへとススス…と撫で上げて行って

思わず 声が漏れそうなのを
ギュッと唇をつぐんで堪えるが

「……っ」

ほんの僅かにだけ 声が漏れてしまった

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