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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第10章 3月11日の話

ギュウギュウと自分の中が
疼いて疼いて…どうしようもなく
なっちゃってるのが 自分でも分かる…ッ

透真は…強請らせたいの…かな?

今すぐ したいって言わせたいとか?

指先が…大陰唇の根元の…
際どい部分を押して来て

ビクッと身体が反応して跳ねる
ギュウギュウと疼く中から
トロトロと愛液が零れて…来ていて
中が潤って来てるのを感じる

透真が触れて来る指先が
与えて来る刺激と
車のエンジンの振動が

身体の芯に 響いて来る

「…っ、ふ…ん、…はぁ…はぁ」

チラッと…思わず…
薄目を開いて 運転席に座っている
透真のその部分を確認してしまう

だって 悔しい…からっ

こっちがこんなにどうしようもない

感じになっちゃってるのに…ッ

「………ぁ」

思わず 声を漏らしてしまった

いや 漏らしたのは感じての方じゃなくて

透真も… その気になってるのが

見て取れてしまったので

ごくっ…と思わず 固唾を飲んでしまって居て

「ねぇ、透真、…お返しする?」

ギュッと透真の手首を握っていた手で
太ももを触って居た透真の手を

自分の口元に移動させて

ふふふと笑みを浮かべながら

透真の手の平にチゥ…と
視線をこちらに向けながらキスをする

そのまま 透真の中指の腹にも
同じ様にして ののかが口付ける

「ののか?俺は運転中なんだよ?」

「んー?透真は、運転してていーよぉ?
それに、さっきだって、運転してたじゃん。
だったらぁ、一緒でしょ?ねぇ、いいよね?」

透真の左腕にののかが腕を絡めて来て
胸の感触が二の腕から伝わって来る

透真の手に自分の手を重ねて
透真の手を自分の
太ももに押し当てて押し付ける

「透真は…、さっき、
この辺りまで…、触ったでしょ?
私の太ももの…、この辺り」

ススッとさっきまで閉じていた太ももを
今度は開いて来て 自分の手を重ねたままの
透真の手を鼠経の辺りにまで導いて来る

「だから…、いいよね?ここまでなら」

ん?ちょっと待て…よ?

あまりにも いやらしい空気を

ののかが纏っていたから

言ってる内容が頭にちゃんと入って来て無くて

これ…もしかして

とんでもない事をののかは

言ってくれちゃってるんじゃない?

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