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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第11章 ホテルにて…*

「合ってるよ」

「ん?」

「正解だって言ってるの、それで」

「そっか、なら…良かった」


君の世界が俺で

俺の世界が君なら


「その、ののか。
…今、ののかはさ…、幸せ…?」

「幸せ…だよ」

「こうして、日が沈んじゃえばさ
海しかないから何も見えないかと
そう思ってたけどさ…。
海しか無くて、周りに何もないから
見える物もあった感じだな…」

「そうだね、きっと綺麗だよ。
周りに遮る物もないし。
無駄な明かりも無いから。
沢山…、見えると思うよ?星も」

「そろそろ。上がる?ののか
その内、夕飯の準備に来るだろうし、
裸のままは流石にヤバいよな。風呂は
夕食の後にゆっくり、また入ろうよ」

露天風呂から上がって
備え付けてあった浴衣に着替える

浴衣着た時に気が付いたんだけど

この部屋って和洋室だし

定員って2名だと思うんだけど
あの和室になってる小上がりは
食事と寛ぐ場所ぽいから
押し入れもないし布団があって
定員が4名の部屋…って感じでもない

浴衣…サイズ違いなら分かるけど
同じサイズの浴衣 
2着用意してあったんだけど

この部屋は2名定員だし

何か違和感を感じるんだけどな

各サイズがあるならわかるけど
ちゃんと私のサイズだし…

「ののか。浴衣眺めたまんまで
いつまで裸のままで居るつもり?
身体が冷えて風邪ひくよ?」

「ああ、うん、着るけど。
あの、どうかした?透真。
そんなに見られてたら、着にくい」

「あ、そうだよね?ごめんごめん」

違和感の様な物を感じつつ
備え付けのホテルの名前入りの
浴衣に袖を通して
えんじ色に白のラインの入った
丹前帯を締める

「いいな」

「何が?」

「後は、髪をひとつに纏めて
後ろで纏めてあげたら完璧」

そうして欲しいと…期待されてる?

まぁ いいけど…

きっちりと纏めていた髪を解いて
ゴム1本だけでできる
ざっくりとした纏め方にして
後ろでひとつに簡単に纏め上げると

「こういう事?これでいいの?」

「後は、これだな」

そう言って えんじ色の
浴衣の上に着る羽織を渡されて

良く分からないままに
それを上から羽織ると

「温泉に泊まりに来たって感じが
一気に増してる」

「え?でも、ここに泊ってる
宿泊客の人、みんなこの恰好してるのに?」
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