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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第11章 ホテルにて…*
そんな事を考えながら
多すぎる位のプリンを2人で突いて
「さっきの話なんだけど…」
そう透真が突然に話を始めて
「さっきの?って何の話?」
「俺が…さ、ののかを
選んだとかどうとかってやつ…」
透真のその口調は
どうにもいつもの様な
透真らしい歯切れの良さがなくて
「俺は…、こんな性格だしさ。
自分の思ってる事言っちゃうし。
だからって、自分を良く見せようとかって
そんな風に振舞ったりもしたくないし…さ」
そう言ってふとその
表情を彼が曇らせて
「表裏がないし、いいと思うけど?」
「どうにも、見た目の印象の
イメージって言うかさ、
陽キャの透真みたいなさ。
ののかは俺を、俺以上にも俺以下にも
見ようともしないし、
俺の陽キャなキャラ求めないじゃん?」
「透真は、透真でしょ?」
ののかがそう言うと
ふっと透真が口の端を曲げて
「だから、俺は…
ののかを選んだんだろうなって。
俺を俺として見てくれるし、俺に
自分の幻想も理想も求めないからさ」
そっとののかが
透真の頭に自分の手を
伸ばして来て ポンポンと
小さな子の頭を撫でる様にして撫でると
「嫌…だったの?」
「俺がさっきの
浴衣の話みたいな話をすると。
俺がそんな話をするのが、
意外だとかさ、イメージ合わないとか
女の子に言われる事が多くてさ」
「あのね?さっきのは…、
そう言う意味じゃなくて…ッ。
透真はモテるからさ、
って意味で言っただけ…なんだよ?」
今度は逆に透真が
ののかの頭に手を乗せて来て
ポンポンと撫でられてしまった
「俺がモテているって言うのはさ。
それは俺自身じゃなくて、
俺…と言う、イメージがモテてるだけだって」
「じゃあさ。モテなくてもいいの?」
「それは、今はののかにモテてる…
って意味だったら、それでいいよ」
透真のその言葉に
ののかがふふふと笑った
「うんうん、合ってるよ。
モテてる、モテてる。
私に、モテモテだから。それでいい?」
「ののか。
こっちに来てくれない?
俺の膝に座ってよ、ののか」
胡坐をかいていた自分の膝を
透真が自分で叩いて
ののかにそこに座る様に
そう促して来る
テーブルを挟んで向こう側に居た
透真の方へ移動すると
その胡坐をかいた足の上に
自分のお尻を付けて座った
多すぎる位のプリンを2人で突いて
「さっきの話なんだけど…」
そう透真が突然に話を始めて
「さっきの?って何の話?」
「俺が…さ、ののかを
選んだとかどうとかってやつ…」
透真のその口調は
どうにもいつもの様な
透真らしい歯切れの良さがなくて
「俺は…、こんな性格だしさ。
自分の思ってる事言っちゃうし。
だからって、自分を良く見せようとかって
そんな風に振舞ったりもしたくないし…さ」
そう言ってふとその
表情を彼が曇らせて
「表裏がないし、いいと思うけど?」
「どうにも、見た目の印象の
イメージって言うかさ、
陽キャの透真みたいなさ。
ののかは俺を、俺以上にも俺以下にも
見ようともしないし、
俺の陽キャなキャラ求めないじゃん?」
「透真は、透真でしょ?」
ののかがそう言うと
ふっと透真が口の端を曲げて
「だから、俺は…
ののかを選んだんだろうなって。
俺を俺として見てくれるし、俺に
自分の幻想も理想も求めないからさ」
そっとののかが
透真の頭に自分の手を
伸ばして来て ポンポンと
小さな子の頭を撫でる様にして撫でると
「嫌…だったの?」
「俺がさっきの
浴衣の話みたいな話をすると。
俺がそんな話をするのが、
意外だとかさ、イメージ合わないとか
女の子に言われる事が多くてさ」
「あのね?さっきのは…、
そう言う意味じゃなくて…ッ。
透真はモテるからさ、
って意味で言っただけ…なんだよ?」
今度は逆に透真が
ののかの頭に手を乗せて来て
ポンポンと撫でられてしまった
「俺がモテているって言うのはさ。
それは俺自身じゃなくて、
俺…と言う、イメージがモテてるだけだって」
「じゃあさ。モテなくてもいいの?」
「それは、今はののかにモテてる…
って意味だったら、それでいいよ」
透真のその言葉に
ののかがふふふと笑った
「うんうん、合ってるよ。
モテてる、モテてる。
私に、モテモテだから。それでいい?」
「ののか。
こっちに来てくれない?
俺の膝に座ってよ、ののか」
胡坐をかいていた自分の膝を
透真が自分で叩いて
ののかにそこに座る様に
そう促して来る
テーブルを挟んで向こう側に居た
透真の方へ移動すると
その胡坐をかいた足の上に
自分のお尻を付けて座った