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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第11章 ホテルにて…*
「やってみた事…ある?」

「いや、ないけど。あるの?」

「あるよ。
ののかもしてみる?丁度
さくらんぼもあるしさ」

「えっ、でも…関係なくない?
実際にさくらんぼのへたを結ぶ
為に必要な動きがキスに必要かって
言われたら、別じゃないの?」

そこまで言って
透真の顔を見て

「ああ、もう、すればいいんでしょ?」

「はい、お口あーんして?ののか」

あーんと口を開けると
ののかの口の中に
透真の指でさくらんぼを入れて来て

もぐもぐと動かして

嫌そうな顔をしていたから

「そう言えば、ののかはさ
さくらんぼ苦手だったよね?確か」

じとっとした嫌そうな顔をしていたので

「ヘタだけ、くれたら良かったんだよ!」

わざわざヘタを指に持ち替えて
不満を言って来るから

「ごめん」と謝った

ポイっとヘタを自分の口に入れると

部屋の天井に視線を向けながら
もぐもぐと口を動かして

「出来そう?」

「…んーっ、んん」

何かを話そうとするも
口の中にそれがあっては話せないのだが

自分の口元に手を持って行って
口の中からそれを取り出した

「理屈上は…、何となく
イメージはついてたけど、
こう言う事じゃないの?」

そう言って 結べたヘタを
自分の手の平に乗せて見せて来る

「ののかキスの才能あるじゃん、
ねぇ、ののかのさ…
ちょっといい所…見せて欲しいなぁ~って」

キスの才能…

つまりは…キス…私の方から
しなさいって意味で

「ダメ?ののか。
いちごの味のキス…しない?
さくらんぼは嫌いでも、
いちごは好きでしょ?」

そう言いながら 透真が
皿の中からいちごを手に取って
いちごにチュっとキスをすると
こっちを挑発する様なそんな
視線で見て来るから

「いちごの味のキスなら…、
あそこでした気がするんだけど?」

「プリンの方が良かった?」

「ふふ、もう、透真ったら。
どっちでもいいよ、プリンでも
いちごでも。透真となら」

そう言って透真の方へ
身体を向き直ると
その首に腕を回して

自分から口付ける

さっき さくらんぼのヘタを結んだから

その要領の動きで自分の舌を
彼の舌に絡ませると

「…ふっ、…ん、ののか」

透真の唇の間から
熱い吐息が漏れて

グッと身体に腕を回されて
引き寄せられるとキスの
主導権を奪われてしまう
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