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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第11章 ホテルにて…*

「とりあえず、コレを履けばいいのね」

「俺の、白の下着の話は無視かよ?」

「どうせ、あれでしょ?
白の清楚さの中に、それに反する
セクシーランジェリーの持つ
エロスが加わってとかなんとかでしょ?」

聞きたくもないと呆れながらに
言いたい事を代弁されてしまって

「浴衣の下は、これだけでお願い」

「上は?」

「上は要らない、浴衣だから。
浴衣の良さを楽しみたいからさ」

「でも、濡髪の方が
それっぽいんじゃないの?」

芯が濡れている髪よりも
水滴が滴る方が
それらしい気がするけど

「濡れるだろ?布団が…さ
まだ、それも夏場ならいいけどさ。
風邪を引いちゃったらダメじゃん?」

「まぁ、透真が、嬉しそうだから。
私はそれでいいけどもさ」

すっかり 真っ暗になっていて
海しかない場所だから
邪魔するような建物も明かりもなくて

露天風呂からは 満天の星空が

望むことが出来て

「海を貸し切りも良かったけど、
この星空を貸し切りにするのもいいね。
まぁ、透真の頭の中は浴衣の事しか
考えてないかも知れないけどもさ」

「ののか、それ俺に、失礼だからな?
浴衣プレイしか頭に無いのは認めるけど。
洗えたらこっち来てよ、ののか」

頭も顔も洗って化粧を落とすと

透真しか
知らないありのままの姿になる

じっと後ろから
視線を感じて振り返る

「見てた?とか?もしかして…だけど」

「うん。見てた。俺の
ののかは、綺麗だなと思ってさ」

「…っ、綺麗…とか…普段は…」

「そう言えば、すっかり
ののかの事も…見慣れ過ぎて、
言わなくなってた部分もあるかもね?
俺の中で、ののかがそれだけ当たり前に
なってる証拠でもあるんだけどね…。
今夜は、俺が尽くす…って言ったし、
ののか。おいで、こっち来てよ」

透真が陶器の湯船の中から
自分の方へ来る様に促して来て

その中に納まると
身体を引き寄せられて

ジッとその彼の瞳に見つめられる

「俺は、普段の化粧してる顔よりも
素顔の方が…、好きなんだけどなぁ~。
化粧しなくても、いいんじゃないの?」

「成人してるんだし、働いてるんだから、
マナーとして…はね?しておかないと。
でも、いいでしょ?透真だけしか
この顔は見れないんだから…」




「特別?」



「そうだよ、特別、透真だけね」


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