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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第2章 バスルーム……*

凄い…熱くて ヌルヌルする…

自分と彼との境界線を見失いそうになる

「ぁ、ん…、ふぁ、はぁ…ん」

「もう少し…、奥まで入っても
大丈夫そう?…それとも
自分で調整する方が良さそうな感じ?」

半分よりも浅い位置で透真が
そうののかに問いかけて来て

浅い場所で少しゆったりと
律動をされるとゾクゾクと
身体の芯から快感が湧いてるのを感じる

「…んっ、…はぁ、…あ」

ゆったりとしたその律動に合わせる様に
ののかの口から小さな喘ぎが漏れる

「浅すぎて物足りない感じ?
ちょっとこのまま、遊んじゃう?」

抱えていた足の膝の掴まれて
ぐいっと内側に倒されると
下半身だけ腰の辺りを
捻った格好になって

自分の中で彼のペニスがうねって

「はぁああんっ、はぁ、あっ、…っん」

自分の中の壁の違う場所に
与えられる快感に戸惑いながらも
歓喜の声を上げるしか出来ずにいて
崩れそうになって腰が引けるのを

彼が腕を回して来て逃げられない様に
がっちりとホールドされてしまう

「腰が逃げてるよ?ののか、
逃げちゃ…ダメでしょ?ホラ…」

ズンっとそこから深く中に
ペニスを沈められて行くと
更に刺激される部分が変わって来て

「ふぁ、あぁ、ふぁ、あ、
んんぅ、ンあぁ、ぅん…ぁあああん」

「どう?大丈夫そう?
大分…、身体、馴染んで来た?」

彼がそう耳元で囁き終わると
律動の深さと速度を増して来られて


先程までとは比べ物にならない
快感がののかを支配して来る

「んんっ、やぁ、熱い…のッ、
中…、繋がってる所ッ…、溶けちゃう…」

「ダメなの?ののか、…溶けて…
しまえばいいじゃん?何もかも…全部さ」

ズッ ズズッ グチュニチュ…

こうして抽送の度に混じり合う粘液も

私のなのか 透真のなのか分からないし


「あぁ、あんっ、あぁ、は、んッ」


吐いた 吐息の熱も…

重なり合った体温も


どっちがどっちのかも分からない


ただ 熱くて火傷しそうで

トロトロに ドロドロに溶けて


混ざって行くのを感じる…ッ


「ぁああぁんっ」


身体の力が抜けて
腰から崩れそうになった所を

グッと腰に回された手で
透真の腕に支えられると
そのまま腰と腰を引き寄せられる
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