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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第12章 温泉×ゆかたえっち…*
下は…激しくめちゃくちゃに
されてしまってるのに
上の キスは…驚く位に
正反対で 優しすぎる位に優しい

ちゅ…と 啄む様に
キスをされる度にギュウギュウと
自分の中が締まって

透真に…伝えてる…みたいだって
そんな風に感じてしまう

嬉しいって思うのに
胸が苦しくなってしまって
透真が…好きって気持ちが自分の
胸の中に留めて置くことが出来なくて

無意識の内に 目から零れて溢れて

「…っ、大丈夫?痛い?」

それに気付いた透真が
そう問いかけて来て
腰の律動の激しさを緩めてくれるから
余計に胸が締め付けられて苦しくなる

「ふぁ、んんっ、違う…の、
痛いんじゃなくってッ、透真が…
好きって…思ってただけ…だから」

グンッと自分の中にある
透真のソレが膨れ上がって
質量を増すのを
自分の中で感じ取る事が出来る

シュルっと足を縛っていた
帯を解かれて
閉じていた足を今度は
グイっと膝を押されて左右に大きく
開かされてしまった

透真が上から体重を掛けながら
圧し掛かって来てそのまま
身体の後ろに腕を回されて
抱きしめられると

「もう、ののかどうしてくれるの?
夜は、じっくり時間を掛けてさ、
楽しみたいと思っていたのに。
ののかが、そんな事言うから
こうなっちゃってるんだけど…?」

そう嫌味を言う様に言って来てるけど
その声はまんざら嫌そうでもない感じで

ゆったりとした律動の中に
時折深く突き上げて来て
緩急をつけて突かれるが
つい さっきまで激しく奥ばかりを
責め立てられた後では

今 感じてるこの快感では…

何だか…物足りない…感じ

「あはっ、んっ、透真…んんッ、
もっと…、こうじゃなくっ…て
あぁんッ、もっと…、激しく…してほし…ぃ」

グイグイと腰を押しつけて来られながら
耳元に寄せられた口から
熱い吐息が耳に掛かる

「気持ち良く…ないの?
物足りない…から、激しくしろって?」

「気持ちいい…けど、でも…ッ」

そう 物足りない

頭も さっきまでの快感が
忘れられなくなってるし
身体も さっきまでの快感を
欲しがって疼いて来るから

「…激しく…するのは良いけどさ。
激しくしちゃうとさ…俺も、
出したくなりそうなんだけどなぁ~…」

そうしてもいいが
そうしたら 自分もイってしまうが
それでも いいのかと
透真がこっちに確認して来る
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