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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第12章 温泉×ゆかたえっち…*
ズチュンッ ズンッ…ズッ
決して今の律動だって
ゆっくりって訳じゃない…

けど… でも…
さっきまで感じていた
強制的に与えられる快感には

どうにも程遠いのだ

欲しい… 

もっと 激しくして欲しいって

ウズウズと身体の芯が欲して疼く
もっと 彼に奥を激しく突かれて
めちゃくちゃにして欲しいって…

「はあぁんっ、あぁんッ、
んふぁ、あぁ…んっ、ンんッ」

気持ちいい… 気持ちいい…
この刺激だって 達せない訳じゃない

感じてるのに
気持ちいいのに

もっと欲しいと焦れる


「ののか…」

スルッと透真の手が
両頬に触れて来て
閉じていた瞼を開くと

そこには私の顔を覗き込んでいる
透真の顔が目の前にあって

「ののか、俺が欲しいって言ってよ。
ののかにさ、求められて、
望まれたいんだけど…俺」

「んっ、透真…、もっと
もっと、透真を…感じたい…。
もっと、私の事全部…んあぁんッ
透真で、いっぱいにして欲し…いッ」

ズンッっと深く奥まで貫くかれて
快感が全身を走り抜けていく

「もっと、俺を…
ののかに、感じて欲しい…し、
俺も、もっと…、ののかを感じたい」

ズン ズチュンッ
ズパンッ パチュンッ…

お互いの肌と肌がぶつかり合う音が
大きく激しくなるのが耳から入って来て

唇を塞がれて

彼の口の中に声にならない
快感の喘ぎを吐き出した

「ンんッ、ふぅ、ん゛―ンん゛ッ」
んッ、ンん―――んッ、んぁ、
あぁ、ふあ、ああぁあああんッ!」

声を抑えられなくなって
彼の唇から自分の唇を離すと

大きな声を上げて
絶頂してしまう

それでも まだ更に
透真は激しく腰を奥へと
打ち付けて来るから

達したばかりのののかの
身体は再び絶頂へと押し上げられて行く

「ののか…っ、ののか
好きだ…っ、ののか」

「あぁんッ、好きッ、透真ッ
好きッ、あぁああぁっ、もうっ
ダメッ、また、んんぁ、来ちゃうからっ」

ズパン ズパンッ…

めちゃくちゃにしてと

彼に言ったのは自分の方だけど

このまま どうにかなってしまって

壊れちゃうんじゃないかって

押し寄せる絶頂から絶頂を

次々に感じながら

真っ白な世界に飲み込まれて行く

「はぁ、あぁ、ンん゛
やぁ…ダメッ…またっ、んぁ、
はぁ、あっ、ンんッ、ああぁんッ、
やぁ、あぅぁああああ――ぁ゛んッ」

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