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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第2章 バスルーム……*

ズルズルとそのままの体勢で
彼が脱力して行くのが分かったけど
両足を支えられてたから
こっちは体勢を整えてもあげられないし

そのまま壁に背中を預けたままで
ズルズルと床にお尻が付くまで
透真と一緒に崩れ落ちて行って居て

「………――な」

そう透真が脱力したままで
何かを小声でつぶやいたので

「え?何?透真…、何て言ったの?」

「…いや、今さ、俺の精液がさ…
めっちゃ…飛んだ…、な、と思ってさ」

そうしみじみと透真が
漏らす様にして言いながら
視線をののかの身体に向けて来ると

「俺の精液に…、まみれたののかはさ、
厭らしくて、えっちな眺め…で…
めっちゃ…ヤバい…んだけどさ」

「でも…、私だけじゃなくてさ
透真にも…結構、掛かっちゃってるよ?」

「それを、言わないでってばっ、
なにせ、両手が塞がってたからさ。
調整が…つかなかったんだよッ」

スッと透真が自分の
手をこちらに向けて伸ばして来ると

ののかの胸から垂れて伸びている
自分が出した白濁液の一部を
自分の指先に馴染ませると

そのまま それを指先で伸ばしながら

胸からののかのお腹の方へと
指を擦り付けながら引き延ばして

つんと指先がへその上で止まった

「ここに、俺のが出したやつ…溜まってる」

「たっ、溜まるのは仕方ないんじゃ。
だってへそは凹んでる…し…」

そのまま 彼の手が下腹部に
飛んでいた白い液を塗り広げて行って

ゾクゾクと自分の背筋が震えるのを感じる

「と、透真……、何をして…ッ」

その精液にまみれた手で
陰毛の辺りを撫でられると
ビクッと思わず自分の
身体が反応して跳ねてしまって

その先の行動を想像してしまう

その茂みに手を伸ばしながら

「俺を止めなくていいの?
この後、俺が何をするつもりなのかさ。
ここまで来ればさ、ののかに分るよね?
それとも、あれなの?
ののかは、それも…承知の上って事?
ののか…そうして欲しいって思ってるの?」


許されてるも何も

クリスマスにプロポーズされて

私はそれを受けちゃってるんだし

結婚するって事は親は勿論

会社の同僚だって知ってるし…

それに…13日には…入籍するから



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