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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第3章 2月10日の話…

「ののかは、チョコよりも
生クリームを添えが良かったの?」

そう争点のずれた事を透真が
真剣な表情で尋ねて来たので

「透真はどこを目指してるの?
私を…パンケーキにでもしたいの?」

「バレンタインだしさ。
ちょっとぐらいさ、それらしい事が
あってもいいじゃん?バレンタインだよ?
そこまで引く?普通じゃないの?」

「いや、その辺りの事情は
私は知らないけども…でも、これを
使ってするんだったら…」

家でするよりも

片付けとかしなくていいし

ラブホテルの方がいいんじゃないかなって

「折角の三連休だからさ、
泊まりでいいんじゃない?」

私が用意した品物を使うにしても

家よりもきっとホテルの方がいいし

これは都合がいいのでは?

「あ、そうだ…その、バレンタイン
絡みで聞きたい事と言うか、
言いたい事があるんだけどね?」

「ん?何?ののか、言ってよ」

「ホテルでお泊りするのはいいんだけどね。
その…お金の事なんだけど、
ホラ、いつも出して貰ってるじゃない?
でもバレンタインなんだし…その私が
出して…もいいかなぁ~なんて」

私がそう提案をすると
目の前の透真は驚いた顔をしていて

えっと そんなにホテル代出しますって
言うのっておかしかったのかな?

ほら 今はコロナだからさ
旅行らしい旅行にも行けないしさ

このご時世だから 結婚式らしい式とかも
盛大には出来そうにないからさ

毎年だったら 旅行にって充てていた
冬のボーナスだってまだそれなりに残ってる

「えっと、ダメ…だった?」

透真が何も言わないので
そう答えを促してみるが
彼からの返事はなくて
そこ代わりに何かを考えている様で

「なら、…俺からさ、
ののかに提案したい事があるんだけどさ」

そう言いながらもダイニングのテーブルに
透真が座ったから
伏せて置いていたグラスに何を注ぐのかと
ウェーターサーバーを指さして
それから ののかが冷蔵庫を指さした

明日は休みだから 
ちょっとぐらい飲んでもいいだろうし

ののかがが普通のグラスと
ワイングラスを
持ち上げて透真に意見を伺う

そうすると考え事をしながらも
あっちと透真が食器棚にある
背の高いグラスを指さした

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