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第5章 ２月１３日の夜の話……＊

「透真こそ…、不満じゃ…ないの？
だっていつも、いつも私ばっかり、
その…、気持ち良くなっちゃってるしッ」

ズンッと彼が深い場所に
強く腰を打ち付けて来て

「ぁあああぁん、はぁ、ぁ、んんっ」

「…このまま…、ののか、
ののかの中で…出してもいい？」

「んっ、いいよ？…来て？透真…んッ」

ズチュンズチュン…
ズパンッ…パンッ…パンッ

透真の律動が激しさを増して

押し寄せる快感に
頭の中が真っ白になる
何も考えてられないし…

快感に喘ぐしか出来なくて
達するままに達するしか出来ない
達してもまたすぐに達してしまって

透真がそうなるまでの間に
何度も…私ッ…イッちゃってるっ

「はぁああああんっ、
透真ッ…、あぁ、んんっ、
あぁ、やぁああああぁ゛んっ」

「…ふ、はぁ、ぁ…ののか
好きだ…、…つ、ぁ、ののか」

ズパンッと奥を激しく突かれて
チカチカと目の前に星が散る

「んぁ、透真ッ、好きッ…大好きッ
あぁ、んん、ぁあああぁあぁああん」

そのまま　またイってしまって
ギュウウウッと搾り取る様にして
透真のペニスを締め上げて

ふっと意識が途絶えそうになって

ぐったりと脱力してしまう

ドクンっと自分の中で
彼のが大きく脈打って
ゴム越しに精液が出てるって感覚が

伝わって来て

「ののか…ッ…」

そのまま　彼が崩れて来て
口付けられたままで圧し掛かって来る

透真　凄い…汗掻いてる…

ドクンドクンと伝わる

ゴム越し射精の感覚が

まだ自分の膣壁で感じ取る事が出来て

出す時の感覚って…生でするより
ゴムしてる方が
感じるのって何でなんだろ？

よしよしと透真の頭を
ののかが撫でて
自分にもたれ掛っている
透真の身体を抱きしめる

「ズルく…ない？最中は
あんな感じなのにさ、終わった途端に
どうして毎回さ、こうなる訳？」

「ああ。それね…それは
私じゃなくって、神様に聞いて…」

透真がのそのそと気怠そうにしながら
自分の身体を起こすと

ズルッとののか中から
射精して萎えている
自分のペニスをゴムを押さえながら
ズルッと引き抜いて
自分のペニスからゴムを外すと
その口を縛って　そのままゴミ箱へと
使い終わったゴムを投げ入れた


「はい、透真、これ…使う？」