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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第6章 アダルトビデオ……*

「ののか的にさ、
何かが違う……って事でしょ?
…耳を塞ぎたくなる理由は?」

「だって声が…」

「大きな声で喘いでるのはさ、
どのAVでもさ、同じじゃん?」

透真の手が片耳を塞ぐのを
阻止して来るが
反対側の耳は手で塞ぐ事が出来た

「俺は聞いてるんだけど?
何で、ののかは耳を塞いじゃうの?」

「だってッ、こんなの…聞いてたらぁ、
変になっちゃう…もんッ。だって声がっ」

声から伝わって来る
さっきまでのえっちなビデオの声と

明らかに違う

喘いでるのは一緒だけども

その下にある本質の部分

「演技じゃないからって事?
この声は演技で出てる声じゃないもんな。
だからじゃない?
ののかが聞いてて、耳を塞ぎたいって
そんな風に思っちゃうのってさ」

『あぁんっ、んぅ、はぁ、ん、
あぁ、ん、ふぁああ゛あぁっん』

「声が…、気持ちいいって
言ってるみたいに、聞こえるからっ…」

「ののかのえっちの時の声は…、
こんな可愛いもんじゃないけどなぁ~」

こんなもんじゃないのなら

私の声は 一体どんな声なのか…

「俺がさ、毎回どんな気持ちで
ののかの喘ぎ声を聞いているのか…、
ちょっとは理解が出来たんじゃないの?」

そう言いがらも傍らに置いていた
ストロングゼロのライム味をグイっと
透真が喉に流し込んで行く

「俺のする事でさ、
ののかが感じてくれて乱れてる姿を
見たいと思うし、聞きたいって思うじゃん?」

「無理ぃい…、聞くの…」

気持ちいいが いっぱいの声なんて
ずっと聞かされ続けて

透真はどうして平気で居られるんだろ?

こんなものじゃないって言ってた

じゃあ私の声って その……

これよりも…もっと…

気持ちいいって声してるって事?


何を考えているのかののかが
顔をまた真っ赤にしていて

ギュウウっと自分の顔に
持っていたクッションを
窒息しそうな程に押し当てて居るけど

その赤面の理由は
このAVの内容の所為って
感じでもなさそうだけど

透真からすれば 

自分の隣で 百面相をしながら
AVを観ている
ののかの様子を見てる方が 
よっぽど 下手なAVよりも面白いし
いつまででも飽きずに見られそうだった

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