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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第7章 2月14日の話
ハンドルを握ったままで
透真がののかに声を掛けて来て

「なぁ、行くか?旅行…。
今度は普通の旅館でさ、
部屋に露天風呂が付いてる所。
少々値段が張るだろうけどさ。
お籠りステイも流行ってる事だし、
それ用に新しく、改装してる
旅館やホテルもあるらしいし。
施設もプランもさ、それ向けに
なってるのもあるんじゃないかなって」

「そうだね、それなら
新婚旅行もできそうだけどね」

「流石に県内の温泉じゃ、
新婚旅行とは言えなくない?
何もしないよりは良いだろうけどさ」

それから40分ほど車を走らせて
ののかが選んだと言うラブホテルの
周辺に車は到着した

セットしていたナビが
目的地付近ですと案内を終了してしまって

透真が助手席にいるののかに向かって

「本当にここで合ってる?ののか」

と念を押すようにして確認して来たので

「だって、バレンタインだからさ。
こう言う所の方がいいのかなって」

透真のリアクションを見る限り
ドン引きしてるんじゃないかなとかって

近くにも…3軒程
ラブホテルがあるけど

だってホテルの外壁が
凄くでっかいハート柄だもんね

すっごい周囲のラブホテルからも
浮いちゃうよね?周囲の景色にも
全く馴染まなくて悪目立ちしてるもん

チョイス…間違えた?とも思ったが

いや バレンタインデーだしっと

このラブホテルを選んだんだけど…

「どうして、ここにしたの?」

「え?理由。
部屋選ぶタッチパネル見たら…って」

そのラブホテルの駐車場の
スペースに車を進めて
ある違和感にののかが気が付いた

「あっ、ここっ、レアなタイプじゃん。
ワンルームワンガレージの。
あまり見ないタイプのラブホだけどさ。
どうする?ののか、
部屋、選びたいんじゃないの?」

「いや、でも…確かに
駐車スペースの横に小さいけど
部屋の内観のパネルがあるね…」

「なら、降りて見て来る?」

果たしてこれは正しい部屋の
選び方なのだろうか?
そう思わないでもないが

シートベルトを外して降りると
空いている部屋のパネルを頼りに
部屋をののかが選んで

ある駐車スペースの前で
ここがいいと手を振って
透真にののかが合図をして来たので

その部屋の入口の前の
スペースに車を停めた


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