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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第7章 2月14日の話
そのメニューの端に
その喫茶店のロゴと同じ
テントウムシの点が一つだけ
ハートになっているロゴを見つけて

これこれと言いながら
ののかが指さして見る様に促して来る

どうやら このホテルは

あの喫茶店と
業務提携をしてるのだと気が付いた

「やっぱり、それで合ってるみたい。
あの店の店長さんの弟さん夫婦が、
ここのオーナーなんだって」

総合案内の冊子を持っていた
ののかがそう透真に声を掛けて来て
そのページを開いて
透真から見える位置に置いた

「予想外で意外…な…、繋がりだけどさ。
細やかな心遣いは、オーナーさんの
奥さんの…物だろうけど。
それに、この料理の味はさ。
あのお店の味だし、そら…美味い…よな」

「だから、あのノートなんじゃない?」

先程パラパラと見ていた
ノートの存在を思い出して

「書きたくなるのは、頷けるって?
どう?ののか、俺達も何か書いて行く」

「でも、会社の人とかも使うかもよ?ここ」

クルクルとスパゲティを
フォークに巻き付けながらののかが
透真に対してそう言って来て

「別に不倫とかでさこっそり
利用してるんじゃないんだし、
何もやましい事は無いじゃん、夫婦だしさ」

結婚するのは職場の人も
周知してる事だし
実際に入籍も済ませて
夫婦になってるんだから
確かに何も やましい事は無いけど

それから食事が終りかけた頃に

「透真、食後のコーヒー淹れようか?
ねぇねぇ、アレ、コーヒーミルでしょ?
もしかして、コーヒー豆もあそこのかもよ」

備え付けの電気ケトルに
備え付けのミネラルウォーターを入れて
コーヒーミルに豆を入れて行く

「透真、豆、自分で挽きたい?」

「え?やりたい、やりたい。
ミルで自分で豆を挽くのは
俺も初体験…だわ」

「だったら、家にも
コーヒーミル買っちゃう?でも
そんなことしたら透真は
自分好みのブレンドを作るとか言って
色んな豆買って来そうだから、
やめといた方が無難かも知れないけどね…」

Amazonでコーヒーミルは
安ければ2000円もあれば買えるし
でも…透真はコーヒー好きだから
買ったら買ったで豆をあれこれと
買って来そうだしなぁ…

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