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第22章 『初めての彼女』

僕もその理由は、柏葉も

あの失礼な親父と

顔を合せたくないんだろうなって

そんな位に…思ってた…んだけども。



土日も…会っていたのも…

成績がちょっと下がってるからと…。

どっちかだけ…しか会わなくなっていた。

勉強だったら一緒にって言っても、

ひとりでするから大丈夫と

僕と過ごすのを避ける感じになっていた。


その頃…ぐらいから…、親父は…

付き合ってた女が変わったのか。

家に…女を連れ込んでいる様だった。

多分だけど、３人ぐらい…居たと思う…。


家に居ても部屋に女と籠って

ギシギシアンアンやってるだけだから、

居ても居なくても一緒だし。

イヤホンをして好きな音楽を聴いてれば、

女の喘ぎ声もそんな気にならなかった。


そんな事をしている間に１１月になって、

そろそろ期末テストの勉強を

って頃になって、一緒に勉強をしようと

柏葉を誘って図書館で一緒に勉強したりして。

家に来たらと誘ったんだけど…、

お父さんが居るからダメと…断られた。