この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君と偽りのドライブに
第3章 1‐2:真意



「じゃあ、土曜日……昼前に車で迎えに行くから。
 途中で昼飯食って、午後に見舞いに行って、帰りの道中で夜飯食うイメージで」

「車出すの? 電車でよくない?」

「一昨日は電車で行ったんだけど、駅から病院の接続が悪くてさ」



 なるほど確かに、私は田舎町で唯一の総合病院を思い出して頷いた。
ああいう地方は、概して車を持たない人には優しくない街づくりをしている。



「わかった、じゃあ私は家で待ってればいいのね」

 ごめんね、と彼は言い、苦々しげな笑顔で、

「頃合い見て、振られたってちゃんと言っとくからさ」



 それって――それって、さ。



 哲弥はそれでいいの、とは最後まで訊けずに、私たちはいつもどおり、素面で解散した。


/121ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ