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君と偽りのドライブに
第3章 1‐2:真意



「本当は、俺の家族と面識ない人に頼んだほうがいいんだろうけど……こんなこと頼めるの、有紗しかいないし」



 なぜこいつがこんなに女ウケ悪いのかわからない。確かに見た目はちょっとイケてないけど、いいやつなのにな。



「有紗が駄目ならレンタル彼女でも借りようかなと思ってるんだけど」

「やめなよ」



 反射で言い返していた。だって――

 レンタルとはいえ、哲弥がほかの女の子といちゃいちゃしてるところなんて見たくなかった。



「いいよ。私やるよ。お見舞い行けばいいんでしょ?」

 哲弥が顔を上げる。

「いいの?」

「うん。私もおばあちゃんに会いたいし」



 哲弥はしばらく黙って、

「……ありがとう」

 顔をくしゃりと歪めてそう言った。



 そんなにひとりで抱え込まなくてもいいのにさ。まったく、真面目なんだから。


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