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君と偽りのドライブに
第17章 2‐6:ぜんぶ知りたい

「有紗が謝ることじゃないよ。俺が悪い」
けどまあ、と哲弥が私の体を離して、そして再び、私の頭を枕にそっと乗せた。
私を見下ろす彼の顔は、優しかった。
「だから、有紗よりは経験値少ないと思うから。お手柔らかにお願いします」
「……そんなこと言ったって」
自分の頬が熱くなるのを感じ、目を逸らすと、哲弥が私のおでこにキスをひとつ落とした。
「その顔可愛い」
……哲弥、そんな甘い台詞吐く人じゃなかったじゃん!
というのもたぶん、彼がいろいろ押し殺してきた結果なのだろう。
負けを認めるしかないようだ。
「続き、していい?」
哲弥の問いに私は頷くしかなく、哲弥は私の腰の両脇に膝を置いて私に跨ると、ゆっくりと私のブラウスを捲った。

