この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君と偽りのドライブに
第20章 2‐9:続き
目を閉じて余韻に浸っていた哲弥は、やがて息をついて、私の首筋に顔を埋めた。
「……くっそ……」
漏れ聞こえてきた台詞はそれだった。私は息を整えて、
「感想が、それ? ショックだなあ」
あえて冷静に返してみる。すると、
「わかって言ってるでしょ」
と返された。
わかって言っていた。
彼はやがてゆっくり顔を上げ――繋がったままの状態で、彼は私の耳元に顔を寄せ、耳たぶを唇で挟み、擦り始めた。
「あっ……ちょ、待ってよ」
片手で胸を揉み、突起を弄ぶと同時に、もう片方の手を、下に伸ばす。
「ちょっ……哲弥、」
「気持ちよくない?」
「私は……っいいのっ」
「駄目」
彼は一旦体を起こして、ゆっくりと自分自身を引き抜いた。
ゴムの先端は、白濁の重みで垂れ下がっていた。
哲弥は、一回でこんなに出たのはじめてかも、と呟きながら、口を縛ってゴミ箱に捨てた。
「さて」