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君と偽りのドライブに
第20章 2‐9:続き
哲弥が戻ってきたときには私は完全に素面に戻っていて、ブラウスとスカートを下ろして体を隠したりしていたのだけれど、そして哲弥も部屋の隅のゴミ箱にゴミを捨てに行くにあたって、下着を履き直してジーンズを上げていたけれど、彼はどうやら終わるつもりではないようだった。
「次は優しくするって言ったからね」
「ちょ、ちょっと待って、次って今!?」
「何言ってんの。有紗、このままじゃつらいでしょ」
正直、そうでもなかった。たぶん哲弥が興奮している姿を見て、やっぱりちょっとイっていた。
けれど、それを口に出すのを躊躇っている間に、彼がスカートを捲り上げ、私の足の間に入ってきた。
「あっちょっと……っ」
やはり力では叶わなかった。
膝をぐいっと開かせた彼が何をしているのか、自分で掛けたスカートのせいで私には見えなかった。
だから、いちばん敏感なところに、熱くて柔らかいものが触れるのを、予期することができなかった。
「……あっ……っ!」
自分でも信じられないくらい甲高くて甘い声が出た。
「気持ちい?」
彼が喋る息が、クリトリスに掛かる。
私は返事もできずに、必死に呼吸をしていた。