この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淫魔の宿へようこそ
第2章 訪ねてきた料理人


それは優しい感触でしたが、なぜか彼はぞくりと寒気がしたのです。
ドルードの細く狭められた目は笑っておらず、まるで獲物を狙う獣のようで。

ニコラスはドルードから逃げるように一歩後退りました。
しかし彼はすぐに二歩前に進み出て距離をつめてしまいます。

「あっ……ぅ……ぁ……」

自分より年若いはずの少年。
それなのにニコラスは怖くて喉がカラカラになって声が出てきません。
しまいに体が小刻みに震えてきます。

きつく目を閉じてしばらく。
そのままふわりと彼に抱きしめられてしまいました。

「……あ……」

その体はとても温かったのです。
それに安心したのでしょうか、なぜだか体中の力が抜けていきます。

ニコラスはその場に縫い付けられたように動くことが出来ませんでした。

「お…俺、は」

言いかけるニコラスを無視して、ドルードが壁に背をつけている彼の男物のシャツのボタンを外していきます。


一つ、二つ……


「君が嘘を付いていたなんてないよねえ…」

そう小さな声で囁くドルードにニコラスは何も言えません。

四つ程ボタンを外したドルードが襟の両側を静かに開くと、幅の広い布で幾重にも巻かれた、ニコラスの窮屈そうな胸と細い胴が現れました。

「クスクス…これ、どちらかというとドレスの方が似合いそうじゃないかな?  見てみようか」

ドルードは中央の谷間に指を入れると、くっと布を下に引きました。

「あっ、ダメ……っ」



/95ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ