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淫魔の宿へようこそ
第3章 ホテルのお仕事


「その辺りは人間の男性でも同じでしょう。 ニコル殿の鈍さ…というか順応性は驚異的ですね。 さっきエビル一匹一匹と挨拶を交わしに歩き回っていました。 見目が気になるようでしたら、私が夕刻に彼女の下着を入手してきましょうか」

以前の従業員がふくよか過ぎたのか、ニコルが屈むたびに零れそうな乳房も一緒に揺れて中央の可憐な桜色まで垣間見えてしまいます。
するとどうしてもドルードの脳裏に昨日のことが浮かんでしまうのです。

……あの時のドルードには、ニコルの異様な昂ぶりが手に取るように分かりました。

あの続きをしたとして、彼からは女の歓びに打ち震えるニコルの姿しか想像できませんでした。
それから、そんな彼女を固く抱きしめ、深くニコルの胎内に精を送り込む、そんな自分の姿を想像しては首を横に振りました。


「ありがとう、助かるよ……ま、ね。 マエロ、君から昔の彼女の話を聞いてさ。 ニコルなら大丈夫だと思ってたんだけど」

「……逆にドルード様が大丈夫では無さそうですね」

ほんの少し笑いを滲ませたマエロの声音にドルードは珍しく不快そうな返事をしました。

「僕はいいんだよ。 それに、これも君の言ったとおりに、とても良い娘みたいだしね。 せっかく見付けた腕のいい料理人だもの。 今までみたいに、せいぜい怖がられて逃げられないようにしなきゃ」

「セシリア様のために……ですか?」



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