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淫魔の宿へようこそ
第6章 ニコル
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ぎしっ!! と大きく木が軋む音でニコルの目がぱっちり見開かれました。
「あ……っ…っ!??」
自分の腰を拾い上げるように力強い腕が回され、大きく広げた脚の間に男性の腹部がありました。
「あ…ああっ……入っ…てる……っ!?」
自分の体内をぎちぎちに満たしているそれは重く苦しく、けれども例えようもなく切なく甘い情動。
「んっ……起き抜けに…そんなに締めないでくれる?」
苦笑する彼の表情はこの行為にはあまり似つかわしくなく、それでもその深い翡翠の奥には確かな情欲が揺らめいています。
「あああ……ドル…ドっ…ああ…」
「………?」
はらはらと涙を流す彼女に、一瞬彼は不思議そうにニコルを見下ろしそれから、くっと眉をすがめました。
ニコルの肌が粟立つと共に、膣内の肉襞が一斉に彼に絡みつきました。
それは目覚めと一緒に何かに覚醒したかのようで、雌の本能ともいえそうなものでした。
「ニコ……ルッ」
複雑な形をした熱の杭が、ニコルの膣奥の標を押すように、じゅぽっ…じゅぽっ…と卑猥な音を立て、緩い律動で貫いています。