この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淫魔の宿へようこそ
第6章 ニコル



「哲学的にいうとだな……貰うだけじゃなくて与えることも栄養になるだろ?」

「は…ええ、まあ?」

訳が分からない。 という表情をするニコルにサイラスがニッと笑い、出窓の出っ張りに両腕を組んで置きました。

「っていうのはタテマエでだな。 卵から生まれる俺らには、人間の生命エネルギーみたいなもんが足りねんだよ。 だから人の女が美味そうに見えて仕方ねえし、オナニーしててもずっと寝不足が続くようなもんだ。 こりゃ本能としかいえねえな」

サラッと淫語を口にしてもいやらしさを感じません。
それは彼の特性なのか性格なのか。 ニコルは何度か咀嚼を繰り返すように頷きました。

「そうなんですね……!」

「俺らにガキが出来るワケでもねえけどよ。 だからホラ、あそこで睨んでるインキュバスみたいなのは、言うなれば変態だ」

彼が顎で指した方向には不機嫌そうにこちらを見ているドルードがいます。

(へ、変態……?)

「俺やセシリア……あ、同じ卵から生まれた妹だったんだけどさ。 それよっか確かに位は高かったんだけど、なんであの歳になってまで、エビルとか使役できる魔力あんのかホント謎。 ま、そのかし腹減ったら人以下に」

「サイラス。 ニコルの邪魔はするなっていつも言ってるだろ」



/95ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ