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千一夜
第10章 第二夜 パヴァーヌ ⑥
 主人からどこを舐められても気持ちがいい。胸でもお腹でも、そして背中でも。
 背中をなめられるといつも体が痺れる。私の背中を舐めている主人の顔を想像するだけで私はいきそうだ。主人はどんな顔をして私の背中を舐めているのだろうか? 考え事をしている顔? まさか。だったら笑いながら? そうかもしれないが、その笑いの中には私を征服した満足感のようなものが含まれている、と私は信じたい。この女は俺のものだ、できればそういう顔をしててほしい。私は主人から支配されたい。
 うつ伏せになっている私の背中を舐めているとき、主人は手を潜り込ませて私の乳首を弄る。人差し指と親指を使って摘まむようにして弄るのだ。私は主人からそうされることを待ち望んでいる。
 私は主人に謝らなければならないことがある。私の胸は誰かのように大きくはならかった。まぁ高校のときよりは少し膨らんだかもしれないが。そして私のあそこにはとうとう毛が生えてくれなかった。
 主人と結婚をしたとき、私は主人に謝った。
「胸が大きくなくてごめん」
「構わないよ」
「おま×こに毛がなくてごめんなさい」
「可愛いいよ」
「ねぇ、健太はまじでロリコン?」
「かもしれないな」
「それ最悪なんですけど」
「ははは」
 二人で大笑いした。パイパン好きがすべてがロリコンではないはずだ(多分)。
 やがて主人はうつ伏せになっている私を四つん這いにする。
「犬になれ」
 ご主人様の命令。
「ワン」
 私はご主人様の忠実な犬。逆らうことはできない。
 主人が私の背中を舐めながら片方の手で乳首を弄り、もう片方の手はおま×こに伸びてくる。乳首を弄る手は左手、おま×こに伸びてきた手は右手。主人は右利き。
 背中も気持ちがいい。もちろん乳首もおま×んこも。主人の舌、そして左右の手は実に巧みに動いて私から卑猥な言葉を引き出そうとする。
「気持ちいいわ」
「どこが?」
 主人の意地悪な質問。
「全部」
「全部って?」
「意地悪」
「俺は意地悪な男だよ」
「スケベ」
「そう、俺は意地悪でスケベだ」
 主人はそう言いながらも手の動きを止めない。私のおま×この割れ目を摩っている主人の指が私の女穴に潜る混んでくる。
「ぐしょぐしょだな、雌犬」
「ばか」
 そんな風に反撃しても、私のおま×こは主人が言うように涎を垂らしている。
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