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千一夜
第10章 第二夜 パヴァーヌ ⑥
「おい、やれよ」
 主人からのいつもの命令。これから私は主人に自慰行為を見せる。いつまでたっても主人は私が一人でするのを見たがる。
 仰向けになり私は乳首とおま×こに手を伸ばした。左手は乳首に、右手はおま×こに。コリコリとした乳首を摘まんで親指と人差し指で乳首を摩る。右手の中指はぐっしょり濡れているま×こ穴に入れる。人差し指でぐりぐりとクリを弄る。
「気持ちいいよ」
 主人にこう教えないとまた私は主人から汚い言葉で罵られる。それも悪くはないが。ただ……、ただ、私の主人はそれで私を許すことはない。
「いつから始めた?」
 いつもの質問。でも私は正確に主人の教える。
「中学生の時」
「ガキのくせして。ガキでも気持ちよかったのか?」
「うん」
 はいではなく、うん。少しだけ主人にサービスする。
「中学生は何を想像してま×こを弄っていたんだ?」
「健太」
「俺のどこを想像していたんだ?」
 主人はどうしても私に男性器の名称を言わせたいのだ。
「健太のおちんちん」
 こういう卑猥な言葉のやり取りも私は大好きだ。
 乳首やおま×こを弄る私の手に猥褻な力が入る。
「スケベな雌犬だな」
「健太はスケベな雄犬」
「ふん」
 おそらく主人は自分のおちんちんを右手か左手でしごいている。私のオナニーを鑑賞し終わると、主人は私におしゃぶりするように要求するからだ。
 男性器を舐めることに、私には抵抗感があった。ペニスの先から尿が出るとことを思うと吐き気がした。そして独特の匂いをまとった長くて太い肉の棒を口に入れるなんてどうしてもできなかった。
 それが今では獣臭がする主人のペニスが愛おしくてたまらない。たとえ主人が私に口を開けろと命じて、私の口の中に放尿したとしても、私は主人の尿をごくりと飲むことができると思う(残念ながら主人は私にそう命令したことはない。今度私の方から主人の尿を飲みたいとねだってみようか)。
 だから主人のおちんちんを口の中に含むことを考えただけで、私は気が変になりそうだ。
 いつの間にか私の左手もおま×こに伸びていた。おま×こが熱くなってきた。右手にも左手にも私の淫汁がたっぷりつき始めた。私のおま×こをめちゃくちゃにしてほしい。
「ここに健太のおっきいおちんちんが欲しい!」
 私はそう叫んだ。
「雌犬」
 それは主人の冷たい声だった。
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