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千一夜
第10章 第二夜 パヴァーヌ ⑥
「そろそろお前の中に種ばら撒くぞ」
「うん」
 高校生のときのような声で私は答える。
 正常位、そして中出し。それは私のリクエスト。どうしても私は主人がいく瞬間の顔が見た。私をずっと蔑んできた主人の射精のときの顔。雄犬の表情。
 主人のおちんちんが私の膣から抜かれてしまう。すぐに主人のおちんちんは私の中に入ってくるのだが、その一瞬ですら私は我慢ができない。抜かないで!と私は叫びたくなる。
 主人は私のおま×こから肉棒を抜くと私を仰向けにして脚を広げた。
「早くおちんちん頂戴!」
 我慢できずに声が出てしまった。
「お前淫乱だったんだな」
「淫乱でも何でもいいから、早くおちんちん入れて!」
「くそビッチ」
 主人はそう言うと、ぐっしょりになっている私のま×こ穴に肉棒を突っ込んだ。ぐいぐいと主人の大きなものが中にめり込んでくる。私の膣が主人のおっきなおちんちんで広げられていく。
「いいところに当たっている。お願いだから突いて!」
「お前のその声今度録音しておいて、翔太と俊太に聞かせようか」
「止めてよ、ばか健太……早く、お願いだから早く突いて!」
「わかったよ」
 主人の腰が動く、私のことなんかこれっぽっちも考えない主人のピストン運動。すごく速くて、凄まじい主人の突き。私のおま×こなんて壊れても構わない。だからもっと……もっと突いてほしい。
「気持ちいい。もういきそう」
 主人は私を突きながら、私の胸を舐めまわしている。乳首はときおり甘噛みされたりするのだが、主人の腰の動きと同じく激しすぎるので、本当に乳首が千切れそうなくらいに主人は噛んだりする。
 主人の中で何かのペースが微妙に狂っているのだろう。でも私はすべてを主人に委ねる。私は主人のもの、そして主人は私のもの。
「ここはお前の汗の匂いがする、臭いぞ」
 主人は私の脇の下を舐めながらそう言った。セックスのとき、主人は思ったことをそのまま言葉にする。
「くすぐったい」
 臭いと言っても主人は私の脇の下を舐めることをやめない。私は知ってる。主人は私の臭いところが大好きなのだ。
 くすぐったい、でも気持ちがいい。主人は私のおま×こを突きながら、クリトリスを弄っている。小っちゃなお豆を弄るのは主人の親指。主人の指は厭らしい。
「ダメダメ……いきそう、いくいく」
 私は我慢できずにそう言った。
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