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千一夜
第2章 第一夜 三白眼の娘 ②

後背位で幸恵を突くのも悪くはない。体位なんていくらでもある。ただ、これだけ痛がる幸恵の体をこねくり回したくない。それに黒川の儀式(処女を抱くとき)のクライマックスは正常位で女のおま×こに精液を放出すると決めている。だから黒川は正常位で幸恵のおま×こを突いた。
悲しいかな還暦の男のピストン運動は、二十代や三十代の男たちには適わない。スピードや強さ。それだけに黒川の一突き一突きに快楽が凝縮されている。
そして少し前から、黒川は肉棒に纏わりつく何か温かなぬめっとしたものを感じた。黒川がその正体を探ると、それは幸恵の初めての印だった。
「幸恵、赤ちゃん欲しいだろ」
「……いらない」
「おじさんは欲しんだよ、おじさんと幸恵の赤ちゃんがね」
もちろん黒川にそんな気はない。
「いらない!」
幸恵は声を大きくした。
「そうか、残念だな。まぁ仕方ないか」
「おじさんの嘘つき!」
自分を罵倒する幸恵に黒川の心がくすぐられる。
黒川は幸恵にしがみつくように抱いた。隙間なく体を密着させる、いく瞬間幸恵を逃がさない。そうすることで幸恵の奥深くに白濁の液体を放つことができる。
「幸恵、まだ痛いか?」
「うん」
「おじさん、いきそうになった。もう少しだけ我慢しろ。わかったな?」
「うん」
「幸恵はいい子だ。おま×こも最高だしな」
「……痛い」
幸恵が痛いと訴えても黒川はピストン運動を止めない。還暦の黒川の切ない腰の動き。
「幸恵、嘘でいいから赤ちゃんが欲しいと言え」
「嫌」
「言え! 言わないと終わらないぞ。ずっと痛いままだぞ」
「嘘でいんだよね」
「ああ」
「じゃあ……赤ちゃんが欲しい」
「幸恵は本当にいい子だ」
黒川のピストン運動のクライマックス。六十男の切ない腰の動き。
「いく! 幸恵、出すぞ!」
「……」
ぱんぱんとした音が消える。黒川が膠着したように幸恵の体を繋がっている。黒川の背中がヒクヒク痙攣したみたいに動いた。黒川が幸恵の膣中に精液を放出した。放心した黒川は幸恵を抱きしめたままでいる。
一分、いや二分くらいだろうか、黒川と幸恵は繋がったままでいた。そして黒川が肉棒を幸恵のおま×こから抜くと、それを待っていたのか、黒川が幸恵の膣中に放出した精液が幸恵の秘穴から溢れ出てきた。白いシーツに白い精液と紅い血がだらりと垂れた。
悲しいかな還暦の男のピストン運動は、二十代や三十代の男たちには適わない。スピードや強さ。それだけに黒川の一突き一突きに快楽が凝縮されている。
そして少し前から、黒川は肉棒に纏わりつく何か温かなぬめっとしたものを感じた。黒川がその正体を探ると、それは幸恵の初めての印だった。
「幸恵、赤ちゃん欲しいだろ」
「……いらない」
「おじさんは欲しんだよ、おじさんと幸恵の赤ちゃんがね」
もちろん黒川にそんな気はない。
「いらない!」
幸恵は声を大きくした。
「そうか、残念だな。まぁ仕方ないか」
「おじさんの嘘つき!」
自分を罵倒する幸恵に黒川の心がくすぐられる。
黒川は幸恵にしがみつくように抱いた。隙間なく体を密着させる、いく瞬間幸恵を逃がさない。そうすることで幸恵の奥深くに白濁の液体を放つことができる。
「幸恵、まだ痛いか?」
「うん」
「おじさん、いきそうになった。もう少しだけ我慢しろ。わかったな?」
「うん」
「幸恵はいい子だ。おま×こも最高だしな」
「……痛い」
幸恵が痛いと訴えても黒川はピストン運動を止めない。還暦の黒川の切ない腰の動き。
「幸恵、嘘でいいから赤ちゃんが欲しいと言え」
「嫌」
「言え! 言わないと終わらないぞ。ずっと痛いままだぞ」
「嘘でいんだよね」
「ああ」
「じゃあ……赤ちゃんが欲しい」
「幸恵は本当にいい子だ」
黒川のピストン運動のクライマックス。六十男の切ない腰の動き。
「いく! 幸恵、出すぞ!」
「……」
ぱんぱんとした音が消える。黒川が膠着したように幸恵の体を繋がっている。黒川の背中がヒクヒク痙攣したみたいに動いた。黒川が幸恵の膣中に精液を放出した。放心した黒川は幸恵を抱きしめたままでいる。
一分、いや二分くらいだろうか、黒川と幸恵は繋がったままでいた。そして黒川が肉棒を幸恵のおま×こから抜くと、それを待っていたのか、黒川が幸恵の膣中に放出した精液が幸恵の秘穴から溢れ出てきた。白いシーツに白い精液と紅い血がだらりと垂れた。

