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千一夜
第14章 第三夜 春の雪 ④
草加の背中に沖野の爆乳ミサイル攻撃が続いていた。本来なら迎撃すべきところなのだが、このミサイル攻撃によって草加が失うものなど一つもない。それどころか草加の背中にミサイルが撃ち込まれる度、草加の背中(もちろん草加自身も)は歓喜の声を上げているのだ。願わくはこの攻撃が永遠に続きますようにと、草加は願った。
が、同時に草加はこの状況があまりいいものでないということもわかっている。沖野の攻撃は偶然なんかではなく、明確な意志を持った攻撃だ。
沖野はわざと爆乳ミサイル攻撃を自分に仕掛けているのであって、反撃に転じない自分の様子も同時に収集しているに違いない。
何を探っているのだ? それは言うまでもなく爆乳ミサイルを被弾している草加の興奮の様子だ。そして草加の興奮はまた沖野のゆすりのねたになる。
草加が何かを言おうとすると、沖野は二年三組というワードをちらつかせてマウントをとるだろう。見事な攻撃だ。あっぱれという以外何も言葉が出てこない。
そして草加の体の一部が暴動を起こしそうになっていた。それは草加のペニス……ではなく草加の両手だ。草加の両手がこう叫んでいる「背中だけずるいじゃないか! 俺にも揉ませろ!」
草加の体の中にいる鎮圧部隊が、必死に草加の両手に冷静になるよう呼び掛けているが暴動を抑え込むまでにはいたっていない。このままではまずい。暴動はさらなる暴動を引き起こす。草加は決心した。
「沖野さん……」
「何?」
「おっぱい揉んでいいですか?」
宣戦布告なしではパールハーバーの二の前になる。
「ふふふ、エロ教師の本性現したわね、草加隼太」
「エロ教師で構いません。おっぱい揉ませてください」
なりふり構わず。草加は今湧き上がっている欲望の言葉を沖野に向けて発射した。
「嫌だと言ったら」
「土下座をして沖野さんに頼みます。おっぱい揉ませてくださいと言って頭をこの板にこすり付けて頼みます。お願いします!」
「じゃあ草加隼太の土下座を見せてもらおうか。はい、ここから出て」
沖野はそう言って草加を寝袋の中から追い出した。草加は寝袋から出ると、沖野に向かって正座した。沖野が上半身を起こして草加を見る。そして草加は沖野のおっぱいを見る。
「沖野さん、そのでかいおっぱい揉ませてください」
草加が板間の床に頭を付けた。
「無理」
「無理……えええ!」
が、同時に草加はこの状況があまりいいものでないということもわかっている。沖野の攻撃は偶然なんかではなく、明確な意志を持った攻撃だ。
沖野はわざと爆乳ミサイル攻撃を自分に仕掛けているのであって、反撃に転じない自分の様子も同時に収集しているに違いない。
何を探っているのだ? それは言うまでもなく爆乳ミサイルを被弾している草加の興奮の様子だ。そして草加の興奮はまた沖野のゆすりのねたになる。
草加が何かを言おうとすると、沖野は二年三組というワードをちらつかせてマウントをとるだろう。見事な攻撃だ。あっぱれという以外何も言葉が出てこない。
そして草加の体の一部が暴動を起こしそうになっていた。それは草加のペニス……ではなく草加の両手だ。草加の両手がこう叫んでいる「背中だけずるいじゃないか! 俺にも揉ませろ!」
草加の体の中にいる鎮圧部隊が、必死に草加の両手に冷静になるよう呼び掛けているが暴動を抑え込むまでにはいたっていない。このままではまずい。暴動はさらなる暴動を引き起こす。草加は決心した。
「沖野さん……」
「何?」
「おっぱい揉んでいいですか?」
宣戦布告なしではパールハーバーの二の前になる。
「ふふふ、エロ教師の本性現したわね、草加隼太」
「エロ教師で構いません。おっぱい揉ませてください」
なりふり構わず。草加は今湧き上がっている欲望の言葉を沖野に向けて発射した。
「嫌だと言ったら」
「土下座をして沖野さんに頼みます。おっぱい揉ませてくださいと言って頭をこの板にこすり付けて頼みます。お願いします!」
「じゃあ草加隼太の土下座を見せてもらおうか。はい、ここから出て」
沖野はそう言って草加を寝袋の中から追い出した。草加は寝袋から出ると、沖野に向かって正座した。沖野が上半身を起こして草加を見る。そして草加は沖野のおっぱいを見る。
「沖野さん、そのでかいおっぱい揉ませてください」
草加が板間の床に頭を付けた。
「無理」
「無理……えええ!」