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千一夜
第14章 第三夜 春の雪 ④
「それでは草加隼太、君のおちんちん見せてもらいます」
 沖野は居住まいを正してそう言った。
 後戻りはできない。いや、草加は後に戻ろうなんて考えてはいなかった。
「お見せします」
 草加は立ち上がると沖野の前で登山ズボンを脱いだ。草加がパンツに手を掛ける。
「あの、ちょっといいですか」
「何?」
「ええ、おわかりかと思いますが、俺のちんぽは今暴れん坊将軍になりかけています。いや、すでに馬上で太刀を抜いています。その辺の事情を察してください」
「その辺の事情とは?」
「その辺の事情はその辺の事情です。男の事情ということだけは言っておきます。察してください」
「よろしい」
 草加がパンツを脱ぐ。パンツに押さえつけられていた草加のペニスが、跳ね上がるようにビュンと天井を向いた。沖野がぎょっとしたのか目を少しだけ丸くした。
 さすがに恥ずかしい。勢いでパンツからペニスを取り出した……? いや飛び出てしまったが、女子の目の前で自分のペニスを晒すのは初めてだ。まともに沖野の顔が見られないし、自分のちんぽはどんなものでしょうかと訊ねることも草加にはできなかった。
「……」
 草加、何も言えず。
「ふふふ」
 沖野が笑う。
「沖野さん、今笑いましたよね。俺のちんぽが小さいという意味ですか」
「ふふふ」
「正直に言ってください。どうなんですか、俺のちんぽは」
「ふふふ、でもめちゃくちゃ勃起してますね」
「男の事情です」
「何かすごく硬そう」
「硬いです」
 沖野は草加のペニスの大きさと形を頭の中に記憶するようにして、草加のペニスをじっと見ていた。
「沖野さん、聞かせてください。俺のちんぽは小さいんですか?」
「合格」
「合格? ……どういう意味ですか?」
「合格ということです」
「それでは沖野さん、約束です。沖野さんのおっぱい見せてください」
「約束? どんな約束を私がしたでしょうか?」
 沖野はとぼけた。
「それはずるいです!ちゃんと約束したじゃないですか!」
 草加は声を大きくして沖野に抗議した。
「ずるい? 私が?」
「そうです。交換条件を思い出してください」
「ふふふ」
「笑い事じゃない!」
「ふふふ、ごめんなさい。でも草加さんの格好が……ふふふ」
「格好……」
 下半身に何も身に着けていないどころか、草加のペニスはふる勃起していたのだ。草加は自分が笑われることに納得した。
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