この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
千一夜
第16章 第三夜 春の雪 ⑥
草加が真利亜のベッドで正座した。そして真利亜に向かって頭を下げた。
「やらせてください」
「疲れてるんで無理です」
真利亜は自分だけ布団を被り草加に背を向けた。
「お願いです。ちょっとだけでいいですからやらせてください」
「ちょっとだけなら自分で何とかしてください」
「俺、教師なんです。二年三組の男子生徒じゃないんです」
「たまには男子生徒の気持ちに触れてみるのもいいことだと思います。眠いんでもう話しかけないでください」
「生徒の気持ちには毎日触れています。今大切なことは、俺が真利亜のおっぱいに触れることです」
「私のおっぱいはそれを拒否します。これ以上私のおっぱいをストーキングすることはやめてください、通報します。おやすみなさい」
「……」
静寂。そして十秒後、草加の嗚咽が寝室に鳴り響く。
「泣いても無駄です」
「せっかく優勝したのにご褒美がないなてあんまりだ!」
草加の大きな声。
「そういう約束をした覚えがありません」
「約束とかそういう問題じゃないんだ!」
「良太が駄々こねてるのと同じだわ。ねぇ、あなた本当に教師?」
「教師だって勃起するんです。見てくれ!」
真利亜が草加の方を向いた。
「えっ! やだ、おちんちん立ってる。もう最悪なんですけど」
「頼む!ちょっとだけ、ちょっとだけでいいから、お願いします!」
「ふふふ」
「ふふふってOKということでOK?」
「くだらないこと言っていないで早く寝たら」
「眠れません。このままだと俺は間違いなく少ないお小遣いを貯めて風俗に行くことになると思います。そして真利亜と同じ巨乳ガールを指名するでしょう。それでいいのでしょうか?」
草加は思いきり開き直った。
「構いませんよ。そのときはエロ隼太の所業を保護者の皆さん全員にメールでお知らせします。そうなったら隼太は懲戒免職? それとも依願退職? 私は良太を連れて実家に帰らさせていただきます。もちろんエロ隼太とは離婚しますので慰謝料はたっぷり頂きます。以上、おやすみなさい」
「卑怯者」
「うるさいエロ隼太」
「二十九の教師のオナニー姿、誰が想像できますか?」
食い下がる草加。
「あっ、ここでオナニーはやめてください。トイレでお願いします。お風呂は絶対にダメですから」
「薄情者」
「エロ教師」
罵り合いが続く。
「やらせてください」
「疲れてるんで無理です」
真利亜は自分だけ布団を被り草加に背を向けた。
「お願いです。ちょっとだけでいいですからやらせてください」
「ちょっとだけなら自分で何とかしてください」
「俺、教師なんです。二年三組の男子生徒じゃないんです」
「たまには男子生徒の気持ちに触れてみるのもいいことだと思います。眠いんでもう話しかけないでください」
「生徒の気持ちには毎日触れています。今大切なことは、俺が真利亜のおっぱいに触れることです」
「私のおっぱいはそれを拒否します。これ以上私のおっぱいをストーキングすることはやめてください、通報します。おやすみなさい」
「……」
静寂。そして十秒後、草加の嗚咽が寝室に鳴り響く。
「泣いても無駄です」
「せっかく優勝したのにご褒美がないなてあんまりだ!」
草加の大きな声。
「そういう約束をした覚えがありません」
「約束とかそういう問題じゃないんだ!」
「良太が駄々こねてるのと同じだわ。ねぇ、あなた本当に教師?」
「教師だって勃起するんです。見てくれ!」
真利亜が草加の方を向いた。
「えっ! やだ、おちんちん立ってる。もう最悪なんですけど」
「頼む!ちょっとだけ、ちょっとだけでいいから、お願いします!」
「ふふふ」
「ふふふってOKということでOK?」
「くだらないこと言っていないで早く寝たら」
「眠れません。このままだと俺は間違いなく少ないお小遣いを貯めて風俗に行くことになると思います。そして真利亜と同じ巨乳ガールを指名するでしょう。それでいいのでしょうか?」
草加は思いきり開き直った。
「構いませんよ。そのときはエロ隼太の所業を保護者の皆さん全員にメールでお知らせします。そうなったら隼太は懲戒免職? それとも依願退職? 私は良太を連れて実家に帰らさせていただきます。もちろんエロ隼太とは離婚しますので慰謝料はたっぷり頂きます。以上、おやすみなさい」
「卑怯者」
「うるさいエロ隼太」
「二十九の教師のオナニー姿、誰が想像できますか?」
食い下がる草加。
「あっ、ここでオナニーはやめてください。トイレでお願いします。お風呂は絶対にダメですから」
「薄情者」
「エロ教師」
罵り合いが続く。