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千一夜
第2章 第一夜 三白眼の娘 ②
 黒川は幸恵を仰向けにして布団の上に寝せた。そして黒川は紙袋から秘具を取り出してそれらを枕もとに並べた。そこから一つ取る。紫色をしたローター。
 黒川はそのローターを幸恵の乳首を隠す左側のブラの上から刺激した。ローターが当たった瞬間幸恵の体が小さく捩れた。今度はブラをずらして直接幸恵の乳首にローターを当てた。幸恵の体がまた捩れる。
「どっちが気持ちいい?」
「えっ?」
「ブラの上からかそれとも直接乳首に当てた方がいいのか? どっちだ?」
「多分……」
「多分? 何だよ多分て? どっちなんだ?」
「多分……直接の方がいいかも」
「直接の方がいいかもか。じゃあもうブラはいらないな」
 黒川は幸恵から白いマイクロビキニを外して、直接幸恵の微乳に鼻を近づけて匂いを嗅いだ。
「若い女の匂いは格別だ。それに幸恵は中×生だからな。おじさんにはこの匂いが薬なんだよ」
 還暦の黒川も年相応に体のあちこちにガタがきている。主治医に処方される薬よりも、確かに若い女の匂いの方が、黒川の健康に貢献しているかもしれない。
 黒川が幸恵の左側の乳首をしゃぶる。そして幸恵の右側の乳首にローターを当てた。その時だった「あっ」と言う声が幸恵から漏れた。
「幸恵、気持ちよかったら声を出していいんだよ。ここにはおじさんと幸恵だけだろ。幸恵がどんなに声を出しても、おじさん、幸恵のお母さんには言わないからね。心配しなくていいから気持ちよかったら声を出しなさい。返事は?」
「はい」
「幸恵はいい子だね」
 黒川はまた幸恵の乳首をしゃぶり始めた。小さく「あっ」と言う声が幸恵から聞こえた。
 乳首のおしゃぶりを続けると「ふっ、ふっ」という幼い喘ぎ声になる。
「幸恵、四つん這いになりなさい」
「……」
 幸恵は起き上がり、もう一度白のマイクロビキニを身に着けた。そして黒川の指示通り四つん這いになった。
 黒川は幸恵の木綿のパンツに手を掛けた。そしてゆっくりゆっくり幸恵のパンツを下ろしていった。
 黒川は普段はこんなことはしない。相手が中×生の幸恵だからするのだ。未発達の陰部を隠している白い木綿のパンツだからどうしてもしたくなるのだ。
 膝上に掛かっているパンツから幸恵は自ら脚を抜いた。幸恵が今身に付けているものは白のマイクロビキニのブラだけ。十四の娘のこういう格好も堪らない、と黒川は思った。
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