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千一夜
第3章 第一夜 三白眼の娘 ③
黒川は幸恵を手放したくなかった。黒川は涼子にある提案をした。黒川が所有する山荘で自分と一緒に暮らすことを持ち掛けたのだ。
一緒に暮らすだけで報酬が貰える。そして一緒に暮らす年月が増えるたびにボーナスの額が増える。細かな家事などしなければならないが、食事は毎日黒川の経営するレストランからデリバリーされるし、週に一度これも黒川が経営するクリーニング会社によって山荘は清掃される。悪い話ではない。まぁ、報酬の源は幸恵の体なのだが。
涼子に断る理由など何一つない。涼子は二つ返事で黒川の申し入れを受け入れた。
そして広山母娘が黒川の山荘に越してきて一月が経った。幸恵は黒川のことをパパと呼ぶようになり(母親を涼子さんと呼ぶ)、黒川と交わるときも痛みより快感のほうが増していった。
黒川はどれだけ挿入してもきついままの幸恵のおま×こを毎晩愉しんでいる。ちなみに黒川と幸恵は二十四畳ある部屋で夫婦のように暮らしている。母親の涼子は別の部屋で生活している。
偽りの家庭の中にだんだん決まりのようなものが知らず知らずのうちに出来上がっていった。この山荘の中で一番偉いのはもちろん黒川だが、二番目は涼子ではなく幸恵になった。幸恵が涼子を家政婦のように扱うことも少なくはなく、黒川はそれを黙認していた。もちろん黒川はそれについて幸恵に命令したわけではない。だから幸恵は母親をママとは呼ばないのだ。
相変わらず幸恵は学校には行かない。幸恵は黒川が理事を務める中高一貫の女子中×校に転校した。偽造されたそれなりの成績と出席が幸恵には保証された。すべて黒川の力によるものだ。
ちょうどそのころ黒川に悪戯心がわいた。自分と幸恵の交わりを涼子に見せたい、という鬼畜のような悪戯心だった。
黒川は幸恵との交わりが終わり、幸恵が寝息を立てた後、涼子の部屋に向かった。ノックの必要はない。黒川が部屋に入る。涼子はベッドに潜ったまま、顔だけを黒川に向けた。
「話がある」
黒川は涼子にそう言った。
「……」
涼子がベッドから起き上がろうとしたが、それを黒川は制した。
「そのままでいい。一つ提案がある。それはお前のためのものだ。するもしないもお前の自由。強制はしない」
黒川は涼子のことを名前では呼ばない。「お前」ないしは「おい」が涼子のことだ。
「俺と幸恵のセックスをそばで見ていろ。金はやる。どうだ?」
一緒に暮らすだけで報酬が貰える。そして一緒に暮らす年月が増えるたびにボーナスの額が増える。細かな家事などしなければならないが、食事は毎日黒川の経営するレストランからデリバリーされるし、週に一度これも黒川が経営するクリーニング会社によって山荘は清掃される。悪い話ではない。まぁ、報酬の源は幸恵の体なのだが。
涼子に断る理由など何一つない。涼子は二つ返事で黒川の申し入れを受け入れた。
そして広山母娘が黒川の山荘に越してきて一月が経った。幸恵は黒川のことをパパと呼ぶようになり(母親を涼子さんと呼ぶ)、黒川と交わるときも痛みより快感のほうが増していった。
黒川はどれだけ挿入してもきついままの幸恵のおま×こを毎晩愉しんでいる。ちなみに黒川と幸恵は二十四畳ある部屋で夫婦のように暮らしている。母親の涼子は別の部屋で生活している。
偽りの家庭の中にだんだん決まりのようなものが知らず知らずのうちに出来上がっていった。この山荘の中で一番偉いのはもちろん黒川だが、二番目は涼子ではなく幸恵になった。幸恵が涼子を家政婦のように扱うことも少なくはなく、黒川はそれを黙認していた。もちろん黒川はそれについて幸恵に命令したわけではない。だから幸恵は母親をママとは呼ばないのだ。
相変わらず幸恵は学校には行かない。幸恵は黒川が理事を務める中高一貫の女子中×校に転校した。偽造されたそれなりの成績と出席が幸恵には保証された。すべて黒川の力によるものだ。
ちょうどそのころ黒川に悪戯心がわいた。自分と幸恵の交わりを涼子に見せたい、という鬼畜のような悪戯心だった。
黒川は幸恵との交わりが終わり、幸恵が寝息を立てた後、涼子の部屋に向かった。ノックの必要はない。黒川が部屋に入る。涼子はベッドに潜ったまま、顔だけを黒川に向けた。
「話がある」
黒川は涼子にそう言った。
「……」
涼子がベッドから起き上がろうとしたが、それを黒川は制した。
「そのままでいい。一つ提案がある。それはお前のためのものだ。するもしないもお前の自由。強制はしない」
黒川は涼子のことを名前では呼ばない。「お前」ないしは「おい」が涼子のことだ。
「俺と幸恵のセックスをそばで見ていろ。金はやる。どうだ?」