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千一夜
第25章 第四夜 線状降水帯 ⑨

「……」
伊藤は相変わらず顔を両手で隠して何も言わない。
「伊藤君、悔しいの? 悔しんでしょ? おちんちんが小さくて悔しいって言いなさいよ。ふふふ」
「……」
「何とか言ったらどうなの?」
「……」
「ま・け・い・ぬ」
裕子は声を殺してそう言った。小さな裕子の声は伊藤に間違いなく届いている。そのときだった。
「うっ」
「えっ!何? 伊藤君、どうしたの? ひょっとして出したの?」
伊藤は裕子の話を聞いて射精したのだ。伊藤にも射精の予感がなかった。それは思わず出てしまったのだ。
「……」
「やだー、伊藤君って変態? 最悪なんですけど。ふふふ」
裕子は自分の手に飛んできた伊藤の精液を見てそう言った。
「……」
「もしかしたら私にもっと聞きたいことがあるの? 聞きたかったら頷いてよ」
「……」
伊藤は裕子の命令に従って頷いた。
「変態の伊藤君がもっと悦ぶ話を後でしてあげるわ。でも今はこれが大事なの。伊藤君の小っちゃなおちんちんを私の中に入れる。たっぷり出してね。私も伊藤君の赤ちゃんが欲しい。だからたくさん私の中で出すのよ。わかった?」
「……」
伊藤はまた頷いた。
「伊藤君の小っちゃなお・ち・ん・ち・んで我慢するんだから、私のお×んこを突きまくるのよ。そうしないと後でご褒美あげないわよ。ふふふ」
裕子はわざと男性器の名称を強調して言った。
「……」
「ねぇ伊藤君、これ舐めてよ。伊藤君が私の手を汚したのよ。責任取ってね。私の手を綺麗にするのよ」
裕子は伊藤の精液が付いた手を伊藤の口元に差し出した。伊藤は裕子の手に付いている自分の精液を舐めた。
「……」
「どんな味がするの? 自分が出したあれの味、ふふふ。舐めたものは必ずごくりと飲み込んでね。飲み込まなかったら許さないわよ。わかったわよね?」
「……」
伊藤はまた頷いた。
伊藤は自分の精液を舐め、それをごくりと何度も飲み込んだ。その様子を裕子は冷たい目で見ていた。
高校時代もそして今も王様のような男。今自分はその男を自由自在にコントローしている。裕子は思った。ベッドの中だけでも伊藤を操りたい。そのとき、伊藤は自分だけのものになる。どんな汚い手を使っても伊藤だけは逃がさない。伊藤の弱みを最大限に利用してやる。冷たくなった裕子の心は、氷の塊になった。溶けることがない氷の塊に。
伊藤は相変わらず顔を両手で隠して何も言わない。
「伊藤君、悔しいの? 悔しんでしょ? おちんちんが小さくて悔しいって言いなさいよ。ふふふ」
「……」
「何とか言ったらどうなの?」
「……」
「ま・け・い・ぬ」
裕子は声を殺してそう言った。小さな裕子の声は伊藤に間違いなく届いている。そのときだった。
「うっ」
「えっ!何? 伊藤君、どうしたの? ひょっとして出したの?」
伊藤は裕子の話を聞いて射精したのだ。伊藤にも射精の予感がなかった。それは思わず出てしまったのだ。
「……」
「やだー、伊藤君って変態? 最悪なんですけど。ふふふ」
裕子は自分の手に飛んできた伊藤の精液を見てそう言った。
「……」
「もしかしたら私にもっと聞きたいことがあるの? 聞きたかったら頷いてよ」
「……」
伊藤は裕子の命令に従って頷いた。
「変態の伊藤君がもっと悦ぶ話を後でしてあげるわ。でも今はこれが大事なの。伊藤君の小っちゃなおちんちんを私の中に入れる。たっぷり出してね。私も伊藤君の赤ちゃんが欲しい。だからたくさん私の中で出すのよ。わかった?」
「……」
伊藤はまた頷いた。
「伊藤君の小っちゃなお・ち・ん・ち・んで我慢するんだから、私のお×んこを突きまくるのよ。そうしないと後でご褒美あげないわよ。ふふふ」
裕子はわざと男性器の名称を強調して言った。
「……」
「ねぇ伊藤君、これ舐めてよ。伊藤君が私の手を汚したのよ。責任取ってね。私の手を綺麗にするのよ」
裕子は伊藤の精液が付いた手を伊藤の口元に差し出した。伊藤は裕子の手に付いている自分の精液を舐めた。
「……」
「どんな味がするの? 自分が出したあれの味、ふふふ。舐めたものは必ずごくりと飲み込んでね。飲み込まなかったら許さないわよ。わかったわよね?」
「……」
伊藤はまた頷いた。
伊藤は自分の精液を舐め、それをごくりと何度も飲み込んだ。その様子を裕子は冷たい目で見ていた。
高校時代もそして今も王様のような男。今自分はその男を自由自在にコントローしている。裕子は思った。ベッドの中だけでも伊藤を操りたい。そのとき、伊藤は自分だけのものになる。どんな汚い手を使っても伊藤だけは逃がさない。伊藤の弱みを最大限に利用してやる。冷たくなった裕子の心は、氷の塊になった。溶けることがない氷の塊に。

