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千一夜
第1章 第一夜 三白眼の娘 ①

黒川は幸恵を車に乗せて家に向かった。
家に着くとダイニングルームのテーブルにお手伝いの作った料理が並べられていた。ピザやパスタ、黒川はお手伝いに子供が好むメニューを頼んできた。
予想通り幸恵の食欲は悪くはなかった。その様子を黒川はワインを飲みながら見ていた。端から幸恵に仕事をさせる気は黒川にはない。黒川はどうやって幸恵を料理してやろうかと考えていた。その了解はすでに母親の涼子からもらっている。
食事が終わり、黒川は幸恵をリビングルームに呼んだ。この前広山母娘と会った部屋。三人掛けのソファに黒川と幸恵が並んで座っている。黒川はスコッチを呑みながら隣に座る幸恵の体を上から下まで舐め回すように何度も見た。右手に持ったグラスを左手に持ち替えて、右手で幸恵の肩を抱えた。困ったような素振りをした幸恵だったが、黒川の右手を拒絶することはなかった。
「幸恵ちゃんは十四なんだよね」
「はい」
「この家の掃除なんていいから、おじさんの話し相手になってくれるかな。それが幸恵ちゃんのアルバイトだ」
「わかりました」
「好きな男子とかいるの?」
「えっ?」
「好きな男いる?」
「いません」
「どうして?」
「今学校に行ってないから」
「どうして?」
「よくわかりません」
「よくわからないか」
黒川にとって幸恵が学校に行こうが行くまいがどうでもいいことだ。
「じゃあ幸恵ちゃん、キスとかしたことある?」
「……ないです」
聞き取るのが難しいくらいの小さな声。
「エッチは?」
馬鹿な質問だとは思っても黒川はどうしても訊いてみたかった。
「……」
「エッチしたことあるの?」
「……ありません」
「一人エッチは?」
「えっ?」
「気持ちよくなるために一人でするでしょ、オナニー」
黒川はそう言って体を幸恵に密着させた。
「……ないです」
「聞こえないよ」
「ないです」
「そうか、幸恵ちゃんはエッチも一人エッチもしたことがないんだ。でも本当かな。幸恵ちゃんはおじさんに嘘ついていない?」
「嘘はついていません」
「そう?」
「はい」
「じゃあさ、確かめていいかな」
「確かめる?」
「幸恵ちゃんがエッチや一人エッチをしたことがあるのか、それともないのか、おじさんが確かめるんだよ」
「どうやって?」
「おじさんに任せなさい」
「……」
家に着くとダイニングルームのテーブルにお手伝いの作った料理が並べられていた。ピザやパスタ、黒川はお手伝いに子供が好むメニューを頼んできた。
予想通り幸恵の食欲は悪くはなかった。その様子を黒川はワインを飲みながら見ていた。端から幸恵に仕事をさせる気は黒川にはない。黒川はどうやって幸恵を料理してやろうかと考えていた。その了解はすでに母親の涼子からもらっている。
食事が終わり、黒川は幸恵をリビングルームに呼んだ。この前広山母娘と会った部屋。三人掛けのソファに黒川と幸恵が並んで座っている。黒川はスコッチを呑みながら隣に座る幸恵の体を上から下まで舐め回すように何度も見た。右手に持ったグラスを左手に持ち替えて、右手で幸恵の肩を抱えた。困ったような素振りをした幸恵だったが、黒川の右手を拒絶することはなかった。
「幸恵ちゃんは十四なんだよね」
「はい」
「この家の掃除なんていいから、おじさんの話し相手になってくれるかな。それが幸恵ちゃんのアルバイトだ」
「わかりました」
「好きな男子とかいるの?」
「えっ?」
「好きな男いる?」
「いません」
「どうして?」
「今学校に行ってないから」
「どうして?」
「よくわかりません」
「よくわからないか」
黒川にとって幸恵が学校に行こうが行くまいがどうでもいいことだ。
「じゃあ幸恵ちゃん、キスとかしたことある?」
「……ないです」
聞き取るのが難しいくらいの小さな声。
「エッチは?」
馬鹿な質問だとは思っても黒川はどうしても訊いてみたかった。
「……」
「エッチしたことあるの?」
「……ありません」
「一人エッチは?」
「えっ?」
「気持ちよくなるために一人でするでしょ、オナニー」
黒川はそう言って体を幸恵に密着させた。
「……ないです」
「聞こえないよ」
「ないです」
「そうか、幸恵ちゃんはエッチも一人エッチもしたことがないんだ。でも本当かな。幸恵ちゃんはおじさんに嘘ついていない?」
「嘘はついていません」
「そう?」
「はい」
「じゃあさ、確かめていいかな」
「確かめる?」
「幸恵ちゃんがエッチや一人エッチをしたことがあるのか、それともないのか、おじさんが確かめるんだよ」
「どうやって?」
「おじさんに任せなさい」
「……」

