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千一夜
第29章 第五夜 線状降水帯Ⅱ  ②
「誰のちんぽがお前のま×こに入っている?」
 肉棒を希のま×こに挿入した伊藤が、希の耳元でそう言った。
「パパのおちんちん」
「違うだろ」
「……」
「言え!」
 伊藤は声を大きくして希を脅した。
「和也君」
 小さな希の声だった。
「聞こえないよ」
「和也君のおちんちん」
「だよな。気持ちいいか?」
「うん」
「でももっと気持ちよくなりたいよな」
「うん」
「どうすればいいんだ?」
「私のおま×こを突いて欲しい」
「正確に言え」
「和也君のおちんちんで私のおま×こを突いて欲しい」
「くそビッチ」
 伊藤が腰を振り始めた。
「うっうっ」
 喘ぎ声など伊藤に聞かれたくなかったが、どうしても淫欲に溺れる声が漏れてしまった。しかし自分の喘ぎ声すら伊藤を操る餌になるのだ。
 自分の所有物が、他の男のことを考えていると思うだけで伊藤は興奮した。興奮を構成する要素は二つ。それは嫉妬と実際に味わっている希の膣圧。
 所有物が他の男に気持ちを寄せていると思うと、伊藤の中に小さな怒りが芽生えた。その怒りは所有物に対する更なる抑圧に変化していく。今希の体を愉しむことのできる男は自分だけだ。希は自分だけのものだ。抑圧は独占になる。
「お前のま×こまじで締りがいいな」
 伊藤は希のま×こを突きながらそう言った。
「気持ちいい」
 気持ちいいという希の声が伊藤に聞こえた。今希は誰のことを想像しているのだろうか。自分? それても初恋の相手?
 伊藤の心が微妙に揺れる。動揺は嫉みになって伊藤の腰の動きを強くした。ときにそれは性欲を高めるための媚薬だ。
「どこが気持ちいい?」
 ありきたりの質問だが、希が答える淫薬を伊藤は待った。
「おま×こ」
「ま×こが気持ちいいのか?」
「うん」
「気持ちよくなったのは誰のお蔭だ?」
「……」
「言え!」
「……和也君」
「どっちが好きだ?」
 伊藤は更に一歩踏み込んだ。
「えっ?」
 希はとぼけた。もちろん伊藤はそれを許さない。
「お前の初恋の相手と僕とどっちが好きなのか訊ねているんだ。正直に答えろ」
「……」
 希は逡巡した。どう答えれば伊藤を悦ばせるのか? どう答えれば伊藤から嫌われないか? 快楽の中で考え抜いた。
「どっちなんだ? 言えよ」
「パパが怒るから嫌」
 希はそう言って伊藤の問いかけに答えた。
「誰にでも股を開く雌犬」
 
 
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