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千一夜
第30章 第五夜 線状降水帯Ⅱ ③

「赤ちゃんみたい」
「僕が赤ちゃん? どうして?」
「だって私のおっぱいずっと吸ってるんですもの」
ユアはそう言って、自分の乳首を赤ん坊のように吸っている伊藤の頭を撫でた。
「吸わない男なんているのか?」
「こんなに長く乳首を吸っている男は初めてよ」
「じゃあ初体験だな」
伊藤はユアを揶揄った。
ほんの少し前、伊藤はユアの中に自分の精液を放出した。伊藤とユアは交尾の後の余韻を愉しんでいる。アフタープレイ。
「どうでした?」
「どうでしたって、どういう意味?」
「意地悪」
「僕が意地悪?」
「そう」
「僕は君に意地悪をした覚えはないが」
「ふふふ」
「ばれたか、僕はいい買い物をしたと思う。間違いなく君はいい女で」
伊藤はそこで言葉を切った。
「それから」
ユアは伊藤の言葉の先を知りたい。
「言っていいのか?」
「どうぞ」
「めちゃくちゃスケベな女だ」
「バカ」
「男はみんなバカだ」
伊藤はユアの豊満な胸に自分の顔を押し付けた。ほんのりとしたコロンの匂いとユアの体臭が混じって伊藤の鼻孔を通った。伊藤はそれを思いきり吸った。
「伊藤さんの電話番号が争奪戦になるのがわかりました」
「僕の電話番号が争奪戦ってどういうこと?」
「ふふふ」
「笑わないで答えてくれ」
「伊藤さん、人気なんですよ」
「人気って僕が?」
「はい」
「僕は俳優でもタレントでもない普通のおっさんだ」
「普通のおっさんじゃ上場企業の社長になんかなれません」
「ということは人気の原因は金か、何だか悲しいね」
「お金だけで女にもてる男は掃いて捨てるほどいます。掃いて捨てるんですから、要はつまらない男だということです」
「僕はどういう男だ?」
「伊藤さんは才能の塊のような人です。でも伊藤さんはそれに満足していない。だからどんどん前に進む」
「残念ながら僕には才能なんてない」
伊藤はそう言ってまたユアの乳首をしゃぶる。
「伊藤さんは偉そうな態度はとらない。SNSには興味がなくて、だから社会問題にいちいち首を突っ込む御意見番でもない。それからお金持光線を放射する馬鹿な真似なんて絶対にしない。常に自分の生き方を追い求めている人。カッコイイです」
「ふん」
「でも」
「でも……、でも何だ?」
「エッチが大好きで、終わると赤ちゃんになる人」
「そこは当たっている」
伊藤とユアは一緒になって笑った。
「僕が赤ちゃん? どうして?」
「だって私のおっぱいずっと吸ってるんですもの」
ユアはそう言って、自分の乳首を赤ん坊のように吸っている伊藤の頭を撫でた。
「吸わない男なんているのか?」
「こんなに長く乳首を吸っている男は初めてよ」
「じゃあ初体験だな」
伊藤はユアを揶揄った。
ほんの少し前、伊藤はユアの中に自分の精液を放出した。伊藤とユアは交尾の後の余韻を愉しんでいる。アフタープレイ。
「どうでした?」
「どうでしたって、どういう意味?」
「意地悪」
「僕が意地悪?」
「そう」
「僕は君に意地悪をした覚えはないが」
「ふふふ」
「ばれたか、僕はいい買い物をしたと思う。間違いなく君はいい女で」
伊藤はそこで言葉を切った。
「それから」
ユアは伊藤の言葉の先を知りたい。
「言っていいのか?」
「どうぞ」
「めちゃくちゃスケベな女だ」
「バカ」
「男はみんなバカだ」
伊藤はユアの豊満な胸に自分の顔を押し付けた。ほんのりとしたコロンの匂いとユアの体臭が混じって伊藤の鼻孔を通った。伊藤はそれを思いきり吸った。
「伊藤さんの電話番号が争奪戦になるのがわかりました」
「僕の電話番号が争奪戦ってどういうこと?」
「ふふふ」
「笑わないで答えてくれ」
「伊藤さん、人気なんですよ」
「人気って僕が?」
「はい」
「僕は俳優でもタレントでもない普通のおっさんだ」
「普通のおっさんじゃ上場企業の社長になんかなれません」
「ということは人気の原因は金か、何だか悲しいね」
「お金だけで女にもてる男は掃いて捨てるほどいます。掃いて捨てるんですから、要はつまらない男だということです」
「僕はどういう男だ?」
「伊藤さんは才能の塊のような人です。でも伊藤さんはそれに満足していない。だからどんどん前に進む」
「残念ながら僕には才能なんてない」
伊藤はそう言ってまたユアの乳首をしゃぶる。
「伊藤さんは偉そうな態度はとらない。SNSには興味がなくて、だから社会問題にいちいち首を突っ込む御意見番でもない。それからお金持光線を放射する馬鹿な真似なんて絶対にしない。常に自分の生き方を追い求めている人。カッコイイです」
「ふん」
「でも」
「でも……、でも何だ?」
「エッチが大好きで、終わると赤ちゃんになる人」
「そこは当たっている」
伊藤とユアは一緒になって笑った。

