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千一夜
第33章 第五夜 線状降水帯Ⅱ ⑥

卑猥に熟成されてきた女の体だった。カレンは二十四のとき一度結婚をしている。お騒がせ女優の結婚生活は五年も持たずに破綻した。その後のカレンの男関係が、いくつかの週刊誌で報じられたこともあった。火のない所に煙は立たぬと言われるが、真偽のほどはわからない。
伊藤は今自分が抱いている女の過去に嫉妬した。そしてこう思った。どうして男たちはこの女から離れたのだろうかと。いやいや違う。男が離れたのではない。カレンが男たちを捨てたのだ。
伊藤はあのときのカレンを思い出そうとした。伊藤が掟を破った一度の過ち。タレントとは寝てはいけない。そういう後ろめたさを引きずりながら、入社したばかりの伊藤は、売れ始めたタレントのカレンを抱いた。
確かにもうすぐ四十を迎えるカレンはあの頃とは違う。だが、カレンがジムに通って若さを維持しようとしているのかわからないが、カレンの体はとても柔らかく、それでいて弾力のようなものがあった。
小ぶりではあるがカレンの乳房を伊藤は何度も揉み、そして乳首をしゃぶりまくった。
「ねぇ、伊藤の奥さん、伊藤の夜の相手をしてくれないの? 伊藤、めちゃくちゃ激しすぎるんだけど。エッチはご無沙汰だったの?」
セックスの途中でカレンは伊藤にそう訊ねた。
伊藤はカレンのその問いかけには答えなかった。答える時間など伊藤にはない。そんなことをするよりかつて国民的なアイドルだった女優の体を弄る方が大事なのだ。
伊藤は止まらなかった。カレンの乳房を揉み、乳首を吸うと次はカレンの脇の下に顔を入れてカレンの脇を舐めた。ほんのりとカレンがまとっているコロンの匂いとカレンの体臭がが混ざって伊藤の鼻孔を通った。
それから伊藤はカレンをうつ伏せにしてカレンの背中を舐めた。そのとき、カレンの耳元で「くそビッチ」とカレンを罵った。「うるさいバカ」とカレンも伊藤にそう返した。
伊藤は硬くなっている肉棒をカレンの雌穴に入れるのではなく。わざとカレンの尻や太もももの裏側に押し付けた。伊藤はカレンに知ってもらいたかったのだ。お前のせいでペニスが勃起しているということを。
「伊藤のちんぽビンビンじゃん」
「もう一度聞かせてくれ」
「えっ?」
「頼むからもう一度言って欲しいんだ」
「伊藤のちんぽビンビンに硬いんですけど」
「くそビッチ」
「バカ」
そういう言葉のやり取りも二人は愉しんだ。
伊藤は今自分が抱いている女の過去に嫉妬した。そしてこう思った。どうして男たちはこの女から離れたのだろうかと。いやいや違う。男が離れたのではない。カレンが男たちを捨てたのだ。
伊藤はあのときのカレンを思い出そうとした。伊藤が掟を破った一度の過ち。タレントとは寝てはいけない。そういう後ろめたさを引きずりながら、入社したばかりの伊藤は、売れ始めたタレントのカレンを抱いた。
確かにもうすぐ四十を迎えるカレンはあの頃とは違う。だが、カレンがジムに通って若さを維持しようとしているのかわからないが、カレンの体はとても柔らかく、それでいて弾力のようなものがあった。
小ぶりではあるがカレンの乳房を伊藤は何度も揉み、そして乳首をしゃぶりまくった。
「ねぇ、伊藤の奥さん、伊藤の夜の相手をしてくれないの? 伊藤、めちゃくちゃ激しすぎるんだけど。エッチはご無沙汰だったの?」
セックスの途中でカレンは伊藤にそう訊ねた。
伊藤はカレンのその問いかけには答えなかった。答える時間など伊藤にはない。そんなことをするよりかつて国民的なアイドルだった女優の体を弄る方が大事なのだ。
伊藤は止まらなかった。カレンの乳房を揉み、乳首を吸うと次はカレンの脇の下に顔を入れてカレンの脇を舐めた。ほんのりとカレンがまとっているコロンの匂いとカレンの体臭がが混ざって伊藤の鼻孔を通った。
それから伊藤はカレンをうつ伏せにしてカレンの背中を舐めた。そのとき、カレンの耳元で「くそビッチ」とカレンを罵った。「うるさいバカ」とカレンも伊藤にそう返した。
伊藤は硬くなっている肉棒をカレンの雌穴に入れるのではなく。わざとカレンの尻や太もももの裏側に押し付けた。伊藤はカレンに知ってもらいたかったのだ。お前のせいでペニスが勃起しているということを。
「伊藤のちんぽビンビンじゃん」
「もう一度聞かせてくれ」
「えっ?」
「頼むからもう一度言って欲しいんだ」
「伊藤のちんぽビンビンに硬いんですけど」
「くそビッチ」
「バカ」
そういう言葉のやり取りも二人は愉しんだ。

