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千一夜
第33章 第五夜 線状降水帯Ⅱ  ⑥
「しゃぶってくれ」
 伊藤はそう言うとベッドの上で大の字になった。
 伊藤は大昔のルールを覚えていた。それはカレンがペニスを口に入れるときの姿勢だ。カレンは絶対に相手(伊藤だけでないかもしれない)を見上げるような恰好で肉棒をしゃぶらない。
 カレンは伊藤にこう言ったのだ。「相手から見下げられているようで嫌なの」と。
 立ち上がってカレンから肉棒を舐められるより、ベッドの上に横たわっていた方が楽だし、肉棒が受けるカレンの奉仕に違いはないはずだ。
「クズが偉そうに」
「クズでも何でもいいよ、早くしゃぶってくれ」
「ふん」
 カレンは伊藤の肉棒を平手で軽く叩いてから、伊藤の肉棒の先を口に含んだ。
「大女優倉田カレンのフェラかと思うと最高の気分だ。日本全国にいる君のファンに教えたくなるよ。今僕は倉田カレンからお口のサービスを受けているとね。僕は勝利者だよ」
「いちいちうるさいわね、止めるわよ」
「無理だ」
「何が無理よ」
 カレンは伊藤の口から出した伊藤の肉棒を握ってそう言った。
「ここでやめられたら、恐らく、いや間違いなく僕は君をレイプする」
「それって犯罪じゃん」
「その通りだ。今風に言えば不同意性交」
「訴えるわよ」
「それはまずいな。弁護士が何とかしても世間は僕を許さないからな」
「ふん」
 カレンはまた伊藤の肉棒を口に咥えた。
 舌先で伊藤の亀頭を舐め回しながら、カレンは伊藤の乳首を指で弄った。
「うまいな」
「……」
 伊藤の肉棒をしゃぶっているカレンは、目だけを伊藤にやった。伊藤の目はカレンの豹のような目を受け止めた。
 カレンは伊藤の肉棒の根元を搾り上げながら、伊藤の肉棒を喉の奥まで何度も何度も迎い入れようとした。そして「おえっ」と言って何度かえずいた。
 それからカレンはベッドの上で大の字になっている伊藤の体に自分の体を被せて、伊藤の乳首をしゃぶりだした。
「伊藤を犯している感じがするわ」
「僕は君に犯されてる感じだ」
「ふん」
 カレンは先ほど伊藤がしたように伊藤の脇の下に顔を入れた。
「くすぐったいな」
「獣の匂いがする」
「それは悪かったな」
「逆よ。獣の匂いがしない男なんて最低最悪。女と寝る資格なんてないわ」
「過去に何かあったんだな」
「思い出したくないわ。伊藤、もう合体しましょ」
「大女優の合体という台詞、悪くない」
「ふん」
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