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千一夜
第34章 第六夜 線状降水帯Ⅲ ①
 “黒の下着を身につけろ”それは紗耶香への伊藤の命令だった。紗耶香は伊藤に逆らうことができない。紗耶香は“~しろ”という指示……ではなく伊藤の命令には従わなければならなかった。伊藤から中出しされるのには抵抗はあったが、紗耶香は伊藤の命令をすべて受け入れた。
 ほどよく膨らんだ紗耶香の乳房を伊藤はブラジャーの上から揉み続けた。紗耶香の手が乳首や肉棒に伸びてくることを伊藤は期待したが、残念ながらその期待が叶うことはなかった。仕方がないので、伊藤は紗耶香の手を掴んで、その手を自分の乳首に誘った。
 ところが紗耶香の手は伊藤の期待をまた裏切った。伊藤の乳首は紗耶香の指で弄られることがなかったのだ。男の経験が一人では所詮こんなものなのかもしれないと伊藤は思った。伊藤は女が身につけなければならない性技を一つ一つ紗耶香に教えなければならなかった。
 普通の女にそういうものを教えるのも悪くはないと伊藤は心の中でニンマリ笑った。
 紗耶香と初めて交わった日、伊藤は紗耶香にこう訊ねた。
「お前の彼はこれで満足しているのか?」と
 紗耶香はこう答えた。
「多分」
 何でも紗耶香が初体験だったことに紗耶香の彼は感激したのだそうだ。紗耶香がその彼と本当に結婚するのかどうかは伊藤にはわからない。いや、伊藤にとってはそんなことはどうでもいいことだ。だが自分と寝るときは気持ちよくいかせてもらわなければならない。だから伊藤は紗耶香に男と女の本当の交わり方をしっかり教育する。
 伊藤は紗耶香のブラジャーを外した。大きく膨らんではいない。かといって貧乳でもない紗耶香の胸を伊藤は直接揉んだ。
 紗耶香は胸を揉まれたり、ブラジャーを外されただけでいちいち眉をひそめる。伊藤は、自分に対してそういう態度を隠さない紗耶香が敢えていいと思った。機嫌の悪い紗耶香の表情。
 好きでもない男から体を弄られて悦ぶのはアダルトビデオの世界か、それとも金を稼ぐためにいやいや男に媚を売る女だけのはずだ。
 紗耶香にとって伊藤は金を運んでくれる男でしかない。伊藤はそのことを十分承知している。だから伊藤が紗耶香に使う言葉は、今まで関係してきた女に対する言葉よりも幾分高圧的になっている。
 契約上、伊藤からどんな扱いを受けても、紗耶香が伊藤に抗うことはできない。そのことは伊藤も紗耶香も知っている。
 伊藤が紗耶香の乳首をしゃぶる。
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