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千一夜
第34章 第六夜 線状降水帯Ⅲ ①

覚悟を決めた紗耶香は口をゆっくり閉じていった。どうにかして伊藤の中指を避けていたが、そのときはやってきた。初めて味わう自分の雌汁。体から溢れてきた己の汁の匂いが紗耶香の口内で広がった。
「どんな味がする?」
伊藤は悪魔の言葉を紗耶香に投げかける。
「……」
紗耶香は不快感を表した顔を横に振った。
「ふん」
伊藤は軽く笑った。そして紗耶香を初めて抱いたときのことを思い出した。
伊藤が紗耶香の中に精液を出し、後戯で紗耶香の体を弄っていたとき、伊藤は紗耶香にこう訊ねた。「僕のことをどう思った?」紗耶香は伊藤の目を見てこう答えたのだ。「エッチなおじさん」それを聞いた伊藤は笑いを堪えることができなかった。そしてしばらく伊藤は笑い続けた。
忖度など知らない普通の女の感想。伊藤は美人でも大して可愛いわけでもない紗耶香に満足した。今自分が本当に欲している女は、紗耶香のような普通の女だと伊藤は思ったのだ。
「僕もお前のま〇こ汁を味わう」
伊藤はそう言うと紗耶香にキスをした。そして紗耶香が味わった紗耶香のマン汁を伊藤も堪能した。紗耶香は伊藤のキスに驚いた。そういう一つ一つのリアクションが今までの女とは違う。紗耶香には男を悦ばせる性技はないが、男の心を震わせ惹きつける妙薬を紗耶香はまだ失ってはいない。それは熟成されていくことによって普通の女がいつの日か無くしてしまう秘薬。
伊藤は紗耶香を手に入れて正解だったと思った。それから伊藤は、紗耶香を過去に付き合った女と比較した。敢えて紗耶香に似ている女を探すなら、反応が紗耶香とは真逆ではあるが、一番近いのは燈だと思った。
燈は付き合っていた男と別れて(伊藤は香苗から釘を刺されて燈に近づくことができなかった)、伊藤の会社の人間と結婚した。そして燈は香苗のアシスタントから香苗の秘書に昇格した。月に何度か伊藤と燈が社内で会っても、目を合わせることはなくなった。
だが、燈を思い出したとき、伊藤の中に潜んでいたどす黒い男の欲望が疼いた。もう一度燈を抱きたいと。誰かのものになった燈の体の中に精液を放出したいという欲が出たのだ。
伊藤の頭の中に浮かんだ燈がなかなか消えない。今愉しむべきは紗耶香の体だ。
「おい、パンティを脱げ。それから僕の方を向いて体育座りをしろ」
紗耶香は伊藤の命令に従ってベッドの上でパンティを脱いだ。
「どんな味がする?」
伊藤は悪魔の言葉を紗耶香に投げかける。
「……」
紗耶香は不快感を表した顔を横に振った。
「ふん」
伊藤は軽く笑った。そして紗耶香を初めて抱いたときのことを思い出した。
伊藤が紗耶香の中に精液を出し、後戯で紗耶香の体を弄っていたとき、伊藤は紗耶香にこう訊ねた。「僕のことをどう思った?」紗耶香は伊藤の目を見てこう答えたのだ。「エッチなおじさん」それを聞いた伊藤は笑いを堪えることができなかった。そしてしばらく伊藤は笑い続けた。
忖度など知らない普通の女の感想。伊藤は美人でも大して可愛いわけでもない紗耶香に満足した。今自分が本当に欲している女は、紗耶香のような普通の女だと伊藤は思ったのだ。
「僕もお前のま〇こ汁を味わう」
伊藤はそう言うと紗耶香にキスをした。そして紗耶香が味わった紗耶香のマン汁を伊藤も堪能した。紗耶香は伊藤のキスに驚いた。そういう一つ一つのリアクションが今までの女とは違う。紗耶香には男を悦ばせる性技はないが、男の心を震わせ惹きつける妙薬を紗耶香はまだ失ってはいない。それは熟成されていくことによって普通の女がいつの日か無くしてしまう秘薬。
伊藤は紗耶香を手に入れて正解だったと思った。それから伊藤は、紗耶香を過去に付き合った女と比較した。敢えて紗耶香に似ている女を探すなら、反応が紗耶香とは真逆ではあるが、一番近いのは燈だと思った。
燈は付き合っていた男と別れて(伊藤は香苗から釘を刺されて燈に近づくことができなかった)、伊藤の会社の人間と結婚した。そして燈は香苗のアシスタントから香苗の秘書に昇格した。月に何度か伊藤と燈が社内で会っても、目を合わせることはなくなった。
だが、燈を思い出したとき、伊藤の中に潜んでいたどす黒い男の欲望が疼いた。もう一度燈を抱きたいと。誰かのものになった燈の体の中に精液を放出したいという欲が出たのだ。
伊藤の頭の中に浮かんだ燈がなかなか消えない。今愉しむべきは紗耶香の体だ。
「おい、パンティを脱げ。それから僕の方を向いて体育座りをしろ」
紗耶香は伊藤の命令に従ってベッドの上でパンティを脱いだ。

