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千一夜
第34章 第六夜 線状降水帯Ⅲ ①

遠慮しなくていいとはどういうことなのか? 紗耶香は伊藤が何を言っているのかわからなかった。
伊藤はポカンとした顔をしている紗耶香にこう言った。
「ま〇こを弄りながら彼氏のことを考えてもいいぞ。その方がもっと気持ちよくなるだろ。いやいや違うな。ま〇こを弄ってる指を彼氏の指だと思えばいい。彼氏がお前の指に乗り移ってお前を気持ちよくさせている。だろ?」
「うん」
所詮紗耶香は誰かの女。そんな女を本気で追うほど伊藤はバカではない。だからこそ本気で紗耶香の体を弄ぶ。遠慮しなくていいとは、伊藤自身にも言えることなのだ。
「さっきより指の動きが速くなったな。お前の彼氏も相当スケベだろ?」
「多分」
「多分ね」
伊藤は紗耶香が言った多分という言葉を繰り返した。
「スケベなお前の彼氏は今何をしている?」
伊藤は紗耶香の手の動きから目を離さない。
「触ってる」
「触ってるか、触ってんじゃなくて弄ってんじゃないのか?」
「うん」
「何を?」
「おま〇こ」
「誰のま〇こを弄ってる?」
「私のおま〇こ」
「気持ちいいのか?」
「うん」
「だったら訊くけど、それを見て僕は今どういう気持ちになっていると思う?」
「えっ?」
「もう一度言う。今僕はお前のま〇こがお前の彼氏に弄られているのを見ている。僕はどんな気持ちでそれを見ていると思う?」
「多分……ジェラシー」
「多分ジェラシーか。悪くない。いい台詞だ」
「……」
「嫉妬深い男は何をすると思う?」
「嫉妬深い?」
「そうだ」
「……わかりません」
「復讐だよ復讐」
「復讐?」
「具体的に言えば、お前を僕のものにするということだ。これから僕はお前を犯す。ちんぽをお前のま〇こに入れて、そしてお前の中で射精する。そのとき僕は勝利者になる。僕は勝ったんだという気分に少しの間だけ浸れるわけだ」
「少しの間?」
「悲しいかなお前は僕のものじゃない。お前はお前の彼氏のものだ。お前の彼氏の所有物を少しの時間僕だけのものにしている。もちろんお前が僕と寝てることなんてお前の彼氏は知らないよな?」
「うん」
「まぁ、お前の彼氏に知られても僕はどうでもいいがな」
「……それはちょっと」
「ちょっと、何なんだ?」
「困る」
「困る、か。ふん。おい、これから僕はお前に何をすると思う? 多分をつけて答えてみろ」
「多分、犯られる」
「ちんぽを入れるのはまだ先だ」
伊藤はポカンとした顔をしている紗耶香にこう言った。
「ま〇こを弄りながら彼氏のことを考えてもいいぞ。その方がもっと気持ちよくなるだろ。いやいや違うな。ま〇こを弄ってる指を彼氏の指だと思えばいい。彼氏がお前の指に乗り移ってお前を気持ちよくさせている。だろ?」
「うん」
所詮紗耶香は誰かの女。そんな女を本気で追うほど伊藤はバカではない。だからこそ本気で紗耶香の体を弄ぶ。遠慮しなくていいとは、伊藤自身にも言えることなのだ。
「さっきより指の動きが速くなったな。お前の彼氏も相当スケベだろ?」
「多分」
「多分ね」
伊藤は紗耶香が言った多分という言葉を繰り返した。
「スケベなお前の彼氏は今何をしている?」
伊藤は紗耶香の手の動きから目を離さない。
「触ってる」
「触ってるか、触ってんじゃなくて弄ってんじゃないのか?」
「うん」
「何を?」
「おま〇こ」
「誰のま〇こを弄ってる?」
「私のおま〇こ」
「気持ちいいのか?」
「うん」
「だったら訊くけど、それを見て僕は今どういう気持ちになっていると思う?」
「えっ?」
「もう一度言う。今僕はお前のま〇こがお前の彼氏に弄られているのを見ている。僕はどんな気持ちでそれを見ていると思う?」
「多分……ジェラシー」
「多分ジェラシーか。悪くない。いい台詞だ」
「……」
「嫉妬深い男は何をすると思う?」
「嫉妬深い?」
「そうだ」
「……わかりません」
「復讐だよ復讐」
「復讐?」
「具体的に言えば、お前を僕のものにするということだ。これから僕はお前を犯す。ちんぽをお前のま〇こに入れて、そしてお前の中で射精する。そのとき僕は勝利者になる。僕は勝ったんだという気分に少しの間だけ浸れるわけだ」
「少しの間?」
「悲しいかなお前は僕のものじゃない。お前はお前の彼氏のものだ。お前の彼氏の所有物を少しの時間僕だけのものにしている。もちろんお前が僕と寝てることなんてお前の彼氏は知らないよな?」
「うん」
「まぁ、お前の彼氏に知られても僕はどうでもいいがな」
「……それはちょっと」
「ちょっと、何なんだ?」
「困る」
「困る、か。ふん。おい、これから僕はお前に何をすると思う? 多分をつけて答えてみろ」
「多分、犯られる」
「ちんぽを入れるのはまだ先だ」

