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千一夜
第34章 第六夜 線状降水帯Ⅲ ①
 紗耶香はナイトテーブルに手を伸ばしてスマホを手にとった。最近、伊藤がそう命令をすることは紗耶香にはわかっている。最初は罪悪感で伊藤を憎んだりしたが、彼氏に電話をしながら伊藤に突かれることが、満更悪くはないということに紗耶香は気付いた。はっきり言えば気持ちいいのだ。
 セクシー女優のように男を悦ばせる声など出せないが、それでも伊藤に体を弄られただけで小さな声が漏れてしまう。小さくともそれは自分が快楽と戦っている声だ。そんな声を彼氏に聞かれ、そしてその声の源を探られたら、間違いなく自分は捨てられる。
 愛しているのは彼氏であって伊藤ではない。しかし伊藤に抱かれている時点で、自分は愛している人を裏切っている。愛と裏切りの狭間にいる自分が初めは嫌で嫌でたまらなかった。でも今は違う。紗耶香にとって愛と裏切りは表裏一体なのだ。
 スマホを枕元に置くと伊藤が紗耶香にキスをした。例によって紗耶香は顔をしかめた。伊藤の激しいキスは、自分のま〇こ臭も運んできた。
 伊藤は紗耶香の口を貪りながら乳房を揉み、ま〇こ穴に指を入れて搔きまわした。これで準備は整った。
 正常位で挿入する。これがこのゲームの決まりだ。ただし、伊藤の肉棒が紗耶香のま〇こに入るのは、紗耶香が彼氏に電話を掛けて、紗耶香の彼氏が電話に出たその瞬間と決まっている。
 紗耶香が彼氏に電話をした。アメリカの東部時間と日本の時差は十三時間。アトランタの夜は日本では昼前になる。大学に通う紗耶香の彼氏は、授業中でも紗耶香の電話には出る。
「もしもし」
 紗耶香はそう言うと、スマホの通話画面のスピーカーをタップして枕元に置いた。
「もしもし」
 韓国人の紗耶香の彼氏は日本語でそう答えた。
 伊藤はこのときを待っていた。紗耶香のま〇こ汁をたっぷり付けた肉棒の先を紗耶香の秘穴に潜り込ませた。
「うっ」
 紗耶香の声が漏れる。
「どうしたの?」
 紗耶香の声に違和感を覚えた紗耶香の彼氏がそう問いかけた。
「……えっ? うっうっ……何?」
 伊藤が肉棒を紗耶香の膣中に侵入させたのだ。
「紗耶香、ちょっと変だから」
 紗耶香の彼氏の日本語は上手いが、やはりネイティブな発音ではない。
「何でもないよ」
 紗耶香はそう答えた。それを聞いた伊藤は肉棒を紗耶香のま〇こに挿し込んだまま紗耶香の乳首をしゃぶった。
「あっ、ちょっと」
 紗耶香が首を振る。
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